CitiDISK Jr. FastFireの販売が開始されました。これはFireWireハードディスクケースとしては珍しく、ATA66インターフェースに対応した第2世代のコントロールチップを搭載しています。
速度的には安定して10メガバイト/秒のスループットを持ち、DVカムコーダからのビデオストリームデータを、iMovieを使ってCitiDISK Jr. FastFireに取り込んでみましたが、問題なく動作しました。
また、ハードディスクのバックアップとして見るなら、差分データのみバックアップなら、毎日行っても苦にはならないほど高速です。もちろん、起動ディスクとしても問題なく動作するため、トラブル発生時の備えとしては最適な選択枝のひとつでしょう。
939_CitiDISK 2000 and CitiDISK Jr. FastFireに外観を示しますが、筐体は小型で軽く、他に短いFireWireコードを持ち運べばいいだけで、かさばるコネクタやACアダプタは必要ありません。
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940_Internal of CitiDISK Jr. FastFireのように2つのFireWireコネクタを持つため、一つしかFireWire端子を持たないPowerBook G4でも不便はありません。
942_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (PowerBook G4)に速度を示しました。内蔵したハードディスクが低速なのと、PowerBook G4のFireWireインターフェースに限界があるため、あまりよい値が出ていません。驚いたことに、943_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (iBook Dual USB)では、iBook Dual USBの方がPowerBook G4よりもCitiDisk Jr. FastFireの性能を引き出しており、iBook本体に内蔵されているMK1017GAPよりも性能が高いという逆転現象がみられました。
このCitiDISK Jr. FastFireは株式会社Amuletで14800円で販売されています。安くなった高速2.5インチハードディスクと組み合わせれば、非常にコストパフォーマンスの高いFireWireハードディスクが実現するでしょう。
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また、CitiDISK Jr. FastFireには通常使用しないACアダプタが付属します。このアダプタが活躍する場所がありました。
PowerBook G3 Series 1998,1999でFireWireを利用するにはFireWire CardBus インターフェースが必要になります。しかし、このインターフェースカードで6ピンのFireWireコネクタに電源を供給できるものは一部の例外を除いて存在しません。私が使用しているFireWire 2 Go は電源供給能力はなく、
FireWire 2 Go
REX-CBFW2
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REX-CBFW2ではオプションのACアダプタをドングルに差し込まなければなりません。
CitiDISK Jr. FireWireにACアダプタを差し込めば、FireWire 2 Goで使えることがわかりました。*1 一部制約もありますが、PowerBook G3 Seires 1999,1998ユーザーにもFireWireハードディスクが簡単に利用できます。
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*1
FireWire 2 Goは既に倒産したNewer社の製品で、今後ドライバーのアップデートなど期待できません。残念ながら大量のファイルをコピーすると、途中でフリーズしてしまいました。安定使用には無理があるようです。ただし、Macally CFA-02とは速度的にも相性がよいという報告もあります。この件については後日、可能なら詳細を載せたいと思います。
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Amulet CitiDISK Jr. FastFire
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