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8/Jul

CitiDisk Jr. FastFire

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939_CitiDISK 2000 and CitiDisk Jr. FastFire

939_CitiDISK 2000 and CitiDISK Jr. FastFire

新旧のCitiDISKを並べてみた。CitiDISK 2000は青いスケルトンケースに接続するコネクタ部分に制御回路があるため、コネクタとあわせるとさらに容積が大きい。その分、USB、CardBus、FireWireとケーブルを交換することで自由に新旧のPowerBook間での情報交換に役立つ。

CitiDISK Jr.シリーズは一回りケースが小さくなっている。それまで使用できていた17mm厚の2.5インチハードディスクを組み込むことができなくなったが、現在の新型2.5インチハードディスクは12.5mmまでなので心配はいらないだろう。

940_Internal of CitiDISK Jr. FastFire

CitiDISKシリーズは基本的にハードディスクは付属しない。PowerBook本体のハードディスクを換装するなどしてあまったハードディスクを有効に利用するための機器である。

今回はPowerBook G4 500に内蔵されていた東芝のMK2016GAPを組み込んでみた。

PBG4 HardDisk Performance

940_ Internal of CitiDISK Jr. FastFire

941_ Controller of CitiDISK Jr. FastFire

これまでのCitiDISKシリーズはコネクタ側にインターフェース回路があって、ケース側は単純なプリント基板しかなかった。

CitiDISK Jr. FastFireにはATA66対応のコントロールチップと、テキサスインスツルメンツ社のFireWire物理層インターフェースチップ、TSB41AB2が見える。PowerBookに使にも同じファミリーのTSB41AB1が採用されている。回路はケース内部にまとめられており、従来よりも持ち運びが簡便で、高速だ。

941_ Controller of CitiDISK Jr. FastFire

942_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (PowerBook G4)

942_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (PowerBook G4)

MK2016GAPを組み込んだときのベンチマークテスト。読み込みピーク性能は22.82メガバイト/秒、連続読み込みは11.09メガバイト/秒、書き込み時のピーク性能は15.1メガバイト/秒に達し、連続でも10.62メガバイト/秒となった。例えばもっと高速なDJSA-232などを使用すると、連続読み書き速度は、18/15.9メガバイト/秒まで上昇するという報告もある。

943_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (iBook Dual USB)

943_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (iBook Dual USB)

同じ条件のドライブをiBook Dual USBで測定した。連続読み書き速度に変化は無かったが、ピーク性能には大きな違いが見られた。特に読み込み速度に関しては、31.21メガバイト/秒を達成し、約10メガバイト/秒高速だった。


CitiDISK Jr. FastFireの販売が開始されました。これはFireWireハードディスクケースとしては珍しく、ATA66インターフェースに対応した第2世代のコントロールチップを搭載しています。

速度的には安定して10メガバイト/秒のスループットを持ち、DVカムコーダからのビデオストリームデータを、iMovieを使ってCitiDISK Jr. FastFireに取り込んでみましたが、問題なく動作しました。

また、ハードディスクのバックアップとして見るなら、差分データのみバックアップなら、毎日行っても苦にはならないほど高速です。もちろん、起動ディスクとしても問題なく動作するため、トラブル発生時の備えとしては最適な選択枝のひとつでしょう。

939_CitiDISK 2000 and CitiDISK Jr. FastFireに外観を示しますが、筐体は小型で軽く、他に短いFireWireコードを持ち運べばいいだけで、かさばるコネクタやACアダプタは必要ありません。

940_Internal of CitiDISK Jr. FastFireのように2つのFireWireコネクタを持つため、一つしかFireWire端子を持たないPowerBook G4でも不便はありません。

942_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (PowerBook G4)に速度を示しました。内蔵したハードディスクが低速なのと、PowerBook G4のFireWireインターフェースに限界があるため、あまりよい値が出ていません。驚いたことに、943_ performance of CitiDISK Jr. FastFire with MK2016GAP (iBook Dual USB)では、iBook Dual USBの方がPowerBook G4よりもCitiDisk Jr. FastFireの性能を引き出しており、iBook本体に内蔵されているMK1017GAPよりも性能が高いという逆転現象がみられました。

このCitiDISK Jr. FastFireは株式会社Amuletで14800円で販売されています。安くなった高速2.5インチハードディスクと組み合わせれば、非常にコストパフォーマンスの高いFireWireハードディスクが実現するでしょう。

た、CitiDISK Jr. FastFireには通常使用しないACアダプタが付属します。このアダプタが活躍する場所がありました。

PowerBook G3 Series 1998,1999でFireWireを利用するにはFireWire CardBus インターフェースが必要になります。しかし、このインターフェースカードで6ピンのFireWireコネクタに電源を供給できるものは一部の例外を除いて存在しません。私が使用しているFireWire 2 Go は電源供給能力はなく、

FireWire 2 Go

REX-CBFW2


REX-CBFW2ではオプションのACアダプタをドングルに差し込まなければなりません。

CitiDISK Jr. FireWireにACアダプタを差し込めば、FireWire 2 Goで使えることがわかりました。*1 一部制約もありますが、PowerBook G3 Seires 1999,1998ユーザーにもFireWireハードディスクが簡単に利用できます。

*1

FireWire 2 Goは既に倒産したNewer社の製品で、今後ドライバーのアップデートなど期待できません。残念ながら大量のファイルをコピーすると、途中でフリーズしてしまいました。安定使用には無理があるようです。ただし、Macally CFA-02とは速度的にも相性がよいという報告もあります。この件については後日、可能なら詳細を載せたいと思います。

Amulet CitiDISK Jr. FastFire

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Medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002

Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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