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3/Jul

-4℃ for PowerPook G4

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935_-4℃ for PowerBook G4

935_-4℃ for PowerBook G4

蒲鉾状のデザインには機種ごとに違う接地面を調節する機能と、膝の上に置いたときの圧力分散、そして美しさを演出する。

PowerBook底面との間には約1mmの厚みをもつ熱伝導シリコンが使われている。価格も3800円とリーズナブルだ。

936_Stick -4℃ on PowerBook G4

固定には付属の両面テープを使うとある。粘着力は強力で固定は確実と思われるが、はがすと本体側に接着剤が残り大変見苦しい。*1

そこで接着力は劣るが、粘着面を洗浄することで何度も使用することができ、脱着も簡単なもの。それでいて運搬時にはずれてしまうことがない素材として、粘着ピンを選択した。特に粘着力に強弱のあるNICHIBANのマイタックMK-3が適当と思われる。

936_Stick -4℃ on PowerBook G4

937_Weight of -4℃ for PowerBook G4

パワーブック本体の重さは2540gなのに対し、ー4℃ for PowerBook G4は325gである。あわせると2865gになり、思ったよりも重い。

冷却パーツで簡単に持ち運びができるものはPCMCIAカード型冷却ファンがあるが、デザイン的に許せるものとなると限られてくるだろう。

937_Weight of the -4℃ for PowerBook G4

938_Refrigeration performance of -4℃ for PowerBook G4

938_Refrigeration performance of -4℃ for PowerBook G4

装着時は適度にチルトが得られる。幅のみ本体にあわせ、色違いのPowerBook FireWireやPowerBook G3 Series用もリリースされているが、機種ごとに違う接地面を独特な形状で無理なくクリアしている。

PowerBookの自重で熱伝導シリコンシートとの接触が保たれている。こうして使用している時もシリコンシートと本体の間の温度は39.2℃を保っているが、これは机に直接置いた時よりも8℃〜3℃ほど低い。


POWER SUPPORT社のスパルタかますG4に引き続き、装着して持ち運び可能な冷却グッズである-4℃ for PowerBook G4をご紹介しましょう。

これまで私は、無改造のPowerBookに特別な冷却装置は必要ないと考えていました。PowerBook G3 Series 1998は確かに熱くなりますが、冷却ファンが頻繁に回ったり、熱で暴走してしまうことを一度も経験しなかったからです。

しかしPowerBook G4は例外としてとらえる必要があるようです。机に置いて普通に作業をするだけで外表面温度が50℃に達したり、冷却ファンが定期的に回転するなど、高性能と引き替えにある程度の犠牲をはらう必要があると感じたからです。

スチール製の机でも、事務机のように表面が樹脂製のものや、フローリングの床の上、木製のテーブルなど熱伝導性が良くないものの上でPowerBook G4を使用すると特に冷却ファンの駆動音を耳にします。

これがMobile pentiumであれば、TAUからの割り込みで性能が絞られてしまうのでしょうが、PowerPCの場合には性能を犠牲にするところまでは至っていません。といっても、やはり長時間触れていられないほど熱くなる「チタンホットプレート」には、何かしらの改善策を講じたくなります。

気温が上がり各社から冷却系の製品がリリースされていますが、自然冷却系のなかではもっとも小さな製品の一つがPOWER SUPPORT社935_-4℃ for PowerBook G4です。

体積が小さいため、それ自体がもつ熱容量には期待できません。また、小型ゆえ他社の製品と比較すると表面積も限られています。ただし、重量は持ち運びに耐えるぎりぎりの重さで、PowerBookと併せて2865gに押さえられています。

確かに、商品コンセプトは冷却フィンを使った自然放射放熱をもくろんでいますが、それ以上パワーブック本体下に隙間

をもうけることでの、自然冷却が功を奏しているようです。

また、蒲鉾型の形状は、デザイン面からも本体との調和を崩さないものでありますが、本体を安定させて傾けるという機能として絶妙な形状となっていることは見逃せないでしょう。特にサイズの違うPowerBook G3 SeriesやiBook用のー4℃も発売されていますが、この形状のため、横幅のみの設計変更ですべてにフィットします。取り付け位置の微調節で角度も変えられるかもしれません。

だし、改善点もあります。チルト台として見たときの剛性感は本体への接着で実現しています。本体付属の両面接着テープでは、脱着ができないという決定的な欠点があります。

私は936_Stick -4℃ on PowerBook G4にお示しした通り、脱着可能な粘着ピンを使用することで、性能と強度の妥協点を見いだしました。*1


*1 4/Jul 2001 補足

公開当日、POWER SUPPORT社の五十嵐氏よりこの点について改善するゆえの連絡が入りました。4日出荷分以降に関しては、仮止め用の両面テープ(強弱両面テープ)も同梱するそうです。素早い対応ですね。

POWER SUPPORT -4℃ for PowerBook G4

15/Jul

-4℃ for PowerPook G4 (2)

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2週間使用しました。ガラスや金属製のテーブルの上では設置面積が減るため、逆に温度が上がりやすいという側面をもつ反面、木のテーブルや床の上では、確実に効果を実感できます。完全なファンレス使用は無理ですが、例えばこたつの上でPowerBook G4を使用して、頻繁にファンが回ってしまうという方には、比較的安価であるということからも、おすすめでしょう。

り付けの粘着テープに関して

amck氏より、PowerBook FireWireにー4℃を「強力粘着テープ」で一旦張り付け、位置修正のためにはがしたところ、PowerBookのボトムケースに無理な力がかかって、クラックが入ってしまったそうです。氏は、このテープは確かに強力であるが、剥がすつもりの方は貼らないほうがよいとされています。

五十嵐氏よりお送りいただいた、「仮止め用テープ」は現在のロットにはすべて添付されているとのことです。これはー4℃側に張り付ける強力粘着面と、PowerBook側に張り付ける弱粘着面に分かれたもので、一旦取り付けても、簡単に剥がれます。その分、強度が足りないと感じるかもしれません。

の提案する粘着ピンも、厚みがあるものは、付属の熱伝導性シリコンシートの密着性を下げるので、注意が必要です。私は試行錯誤の結果、粘着ピンと同じ素材を使用した粘着クリップの、粘着部分だけを丁寧に剥がし、よく水洗いしたあとに使用しています。

粘着ピンタイプの固定は、急激な力には強く、弱くても連続する力には弱いという性格をもつため、剥がすときはゆっく

りと時間をかけて力を掛ければそれほど大きな力を要せずに取り外すことができます。しかし、同じ方向で力のかかる鞄のなかで自然にはずれていることもあるため、まだ工夫が必要のようです。

POWER SUPPORT -4℃ for PowerBook G4

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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