PowerBook G3 Series 1999 (bronze)とPowerBook 2000 FireWireで使用できるMedia Bay用ハードディスクケース、 XcarEt Pro 99が、その形状を変え、価格が下がったので、その違いを見てみることにします。
まず、大きさはこれまでDVD-ROMと同じ大きさであったのが、バッテリーと同じ大きさに小型化されました。921_New and old type MCE XcarEt Proに形状の違いをお示ししますが、重さは逆に新型が57g重くなっています。
これまでのプレス成形のbottom caseに代わり、剛性の高いダイキャスト製のパーツになり、外に見える部分はこれに塗装されたものになりました。旧型と比較すると、精度が高く本体装着時の隙間は一定で、無理な引っかかりはありません。
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922_New MCE XcarEt Pro (internal)内部は、フィルムケーブルが使用されており、やや取り回しにトリッキーな部分があります。この部分は923_Old MCE XcarEt Pro and VST OEM socketに示した旧型の方がスマートでした。
ハードディスクの固定は、旧型では、変形しやすいプレスパネルに直接ねじで固定されていました。新型ではアルミ製の925_New MCE XcarEt Pro HardDisk bracketに装着し、ゴムのインシュレーターを介し、ダイキャスト製の924_New MCE XcarEt Pro bottom caseにねじ止めされています。取り付け行程は増加しましたが、ねじ位置などの精度も高く、製品の完成度は確実に向上しているようです。
ただし12.5mmのハードディスクを装着時には、 アクセスランプのLED配線が
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干渉するおそれがあります。足を曲げるなどの加工が必要かもしれません。
性能的には変わらず、PowerBook G3 1999 (bronze)では、内部ハードディスクと同等の性能(最大15〜16Mbyte/sec)を発揮し、PowerBook 2000 FireWireでは、最大12〜13Mbyte/secの転送速度を実現しています。DTVやDTMなど、大容量のワークディスクを必要とする場合は有用でしょう。
値段は値段は16800円と5000円近く下がったそうです。もう一度見直してもよいアイテムでしょう。
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