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23/Dec
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FAQ: Change internal Hard Disk
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Q 内蔵ハードディスクの交換方法、工具を教えて下さい。
A ハードディスク交換を個人で行うとメーカー保証が消失します。自己責任のもと行って下さい。
Step 1 Phillips screwdriver(2.4mmのプラスドライバー)とT8のトルクスドライバーを用意してください。
Step 2 システムを終了し、バッテリー、CD-ROMを取り外し、ACプラグを抜いて下さい。
Step 3 左右Expansion Bay内部にあるキーボードリリースレバーを開き、キーボードを手前に反転し、ヒートシンクの2カ所のプラスねじを取り外して(Fig.1)、ヒートシンクを取り外して下さい。
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fig.1 2箇所のプラスねじを外して下さい。ピアノ線で出来た取っ手がありますので、それを引き上げてください。奥の爪の位置をよく確認して、確実に元に戻せるようにしましょう。
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Step 4 ハードディスクケ−ジ固定用プラスねじをゆるめて下さい。(Fig.2) このねじを取り外すことは出来ません。完全にゆるめれば空回りします。
Step 5 Fig.2の様に固定用突起を軸に、左側を引き起こすとデータソケットが抜けます。そのまま、静かに引き出すことが出来るはずです。
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fig.2 ハードディスクケ−ジごと取り出したところ。
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Step 6 ハードディスクケ−ジには計6カ所のT8トルクスねじがあります。このうち上部の4カ所のハードディスク固定用ねじを取り外しましょう(fig.3)。
ここで確実な方法はデータソケット用トルクスねじもとりはずして、静かにソケットを取り除き、再度組み直す方法があります。
しかし、私はいつもこの2カ所のねじは取り外しません。
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fig.3 ハードディスクケ−ジ
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Step 7 裏返すとハードディスクが少しだけ移動できる隙間が右側にあることに気付きます(Fig.4)。この部分を利用し、矢印の方向にハードディスクをスライドさせ、静かに右側から引き出すことが出来るはずです。
組み付けるときは、上記の方法をさかのぼって下さい。
このとき、ハードディスクケ−ジの底に敷いてある絶縁シートは仮止めしてから裏返し、fig.3の黒い部分をずらしながら、ハードディスク固定用トルクスのねじ孔が合うように調節すれば、簡単に位置決めが出来ます。
また、内蔵可能なハードディスクに関してはPowerBook G3 Seriesに換装可能なHardDiskの種類についても参考にして下さい。
内蔵したハードディスクはまずフォーマットが必要です。ただし、FireWire経由でフォーマットすると内蔵後起動ディスクなりませんので注意してください。基本的にはSystem CDで起動して、ドライブ設定でフォーマット後、システムをクリーンインストールすることが望ましいです。
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fig.4 データソケットからハードディスクを矢印の方向にスライドさせて取り外す。このときピンを曲げないように十分注意する。
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5/Dec
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FAQ: Freeze,USB Card
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Q USB Cardを使用中にAC電源を抜くとPowerBookがフリーズしてしまいます。USBカードはバッテリーでは使えないのでしょうか?
A もちろんUSBカードはバッテリー環境で使用できます。直接の原因は「プロセッササイクリング」をUSBカードがサポートしていないということです。PowerBookはAC電源駆動時とバッテリー駆動時それぞれの電源消費を細かく設定することが出来ます。ハードディスクのスリープ時間や、画面の減光、プロセッササイクリングの許可などを、ACの有無で自動的に切り替えます。このとき、プロセッササイクリングが開始されるとフリーズしてしまうのです。回避方法は「プロセッササイクリングを許可」のチェックを外すことで、フリーズしなくなります。
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5/Dec
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FAQ: USB Card with 9.1
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Q Mac OS 9.1でUSB CardBusインターフェースで音声デバイスは利用できますか?
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Q Batteryの上手な使い方を教えて下さい。
A PowerBook G3 SeriesのLithium Ion Batteryと旨くつきあっていくには、充電電池の常識を無視する必要が有るようです。これらの情報は私の経験に基づくものであり、メーカーの推奨ではありません。
まずはPMUのプログラムをアップデートしてみましょう。
Power Management Unitは独自のプログラムで動作しています。このプログラムは本体側から書き換えることが可能です。Battery Reset2.0の内部にはBattery Update機能拡張ファイルが入っています。これをインストールしておくのも良いでしょう。ただし、インストールすると最初の起動時にBattery Resetが実行されてしまいます。とくに障害が起きていない場合はResetを実行してはなりません。ユーティリティフォルダの中にBattery Resetもインストールされますが、問題発生するまでとっておきましょう。またMacOS 9には既にBatter Update1.0相当の機能が組み込まれていますので機能拡張ファイルをインストール必要は有りませんが1)、Battery Resetはもっておいても損ではないでしょう。
最後まで使い切らないで充電を開始しましょう。
Lithium Ion BatteryはNi-Cd電池に見られるメモリー効果は無いと言われています。そうとはいえ最後まで使ってから充電するのが望ましいとされていました。しかし、PowerBook G3 Seriesの充電アルゴリズムの問題から、最後まで使ってしまうと「充電障害」が発生する危険性が高まることが経験から判りました。
Twin Battery構成では「充電障害」が発生する危険性が高いようです。先に使い切った方が特に「充電障害」が発生します。障害発生時は「PowerBook G3 Series(Wallstreet)で充電が出来ません。」を参照して下さい。Twin Battery構成の場合、バッテリー残量インジケーターが一つになったら、30秒ほどバッテリーを取り外すと他方のバッテリーに切り替わり、バッテリーを元に戻しても、それ以上消費されません。また、充電障害が何度か発生しBattery Resetを多用してしまったバッテリーでTwin Battery構成は避けた方が無難です。
取り外して保存する場合は半分ぐらい充電してからにしましょう。
バッテリー充電情報はBatteryユニット内部のICに記憶されています。自然放電で電圧が下がってしまうと、その情報と矛盾が発生します。とくにフル充電にしておくと、内部に十分な電力が残っていなくても充電が開始されません。また、完全放電してから保存すると、充電が開始されても所定の電圧上昇が得られず「充電障害」が発生が発生する危険性が非常に高まります。
また、Litum Ion Batteryの特性から、フル充電状態、放電状態での保存は適切とは言えません。
またPowerBook本体にバッテリーを入れないでAC電源のみで使用することは可能ですが、注意は必要です。「Lithium Ion Batteryを入れずに使用するときの注意点」も参照して下さい。
取り外して保存しても寿命は殆ど変わりません。
約1年半ほどの寿命だそうです。取り外して保存しても、気温が低すぎたりすると、劣化が進むようです。新品を購入して保存しておくという考えもあまり得策ではないようです。製造終了時に一つ買っておくぐらいしか良い考えはありませんね。Li-Ion電池の劣化については、「Litum Ion Batteryについて」を参照してください。
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