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Vol.75
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25/Feb 2002
Macworld Expo Tokyo

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137_iMac Special Edition flower Power
137_iMac Special Edition flower Power

Flower Powerと呼ばれる「奇異」な彩色が今回のExpoの目玉となった、600MHzの750CXを搭載するiMac Special Edition。G3としては初めて600MHz台になった。

L2キャッシュがCPUと同速である750CXは、L1 Data cacheの取り扱いの欠陥を上手にカバーするかもしれない。また新しくMemoryとI/Oを一手に引き受けるPangea ICは今後のiBookやPowerBook G4の発展を占う上で重要な役割を担っているだろう。

138_VST FireWire RAID

FireWire HardDiskを4台格納し、下には PowerBook FireWire, PowerBook G3 Series 1999と同じバッテリーを装着して短時間の無停電を実現するVST FireWire RAID。ミラーリングとストライピングを実現している。カタログでのストライピング時の性能は2台で30.15Mbyte/sec(read)、19.98Mbyte/sec(write)、3台構成で34.75Mbyte/sec(read)、24.55Mbyte/sec(write)実現するという。

ブース担当者に聞いたところ、 ディスククラッシュ時にはFireRAID SoftwareのメニューでRebuildを選択することで、再構築が可能。RAID5に関しては、1年前から計画にでているが実現していないそうだ。

138_VST FireWire RAID
139_QPS Que! M2 Hard Drive

会場にはたくさんのFireWire Hard diskがあった。2.5インチハードディスク、12.5mmまでというものが多い。中には上下にFireWire端子を装備し、縦にスタックすることが可能なQue! M2 Hard Driveなどユニークな製品もあった。しかし、重ねても特にRAIDを実現することはなく、重ねた分のハードディスクがデスクトップに並ぶ。

ブース担当者は別のドライブに格納した2つのQuickTime Movieを同時に再生できることを自慢していた。アクセスランプが明滅して壮観ではある。

139_QPS Que! M2 Hard Drive
140_Century FireWire/USB HradDisk
140_Century FireWire/USB HradDisk

CenturyのFireWire/USB 2.5inch HardDisk。青いLED、クロームメッキされた筐体など、外見が目を引くが、ATA-33対応チップを搭載というカタログの文字が興味深い。詳細不詳。

141_PowerBook G4 Battery Charger
141_PowerBook G4 Battery Charger

PowerBook G4専用Battery Charger。VSTがリリース予定で、写真はプロトタイプ。同時に一つしかバッテリーを装着できないPowerBook G4には役立つと思うが、それ以上に、今後発生するおそれのある充電障害を解消する切り札になると思う。発売が待たれる。


Macworld Expo Tokyoが3日間開催され、私も最終日のみ参加することができました。

Flower Powerと銘打った賛否両論のiMacの発表もありましたが、それ以上に内部の構造変化に興味があります。これまでのUni-North ICとKeyLargo ICを統合した、Pangea ICが発表されたからです。

これまで、Appleが使用していたチップセットはCore 99と呼ばれ、Uni-North ICを中心に、PowerPCとKeyLargo ICの3つを軸に、構成されていました。それが2つに減ることで、さらなる信頼性の向上とともに、デスクトップとノートブックの類似性の向上が図られると予想されます。

Uni-North ICとKeyLargo ICを接続していたのはPCIバスですが、これまでもUni-Nroth IC coreとFireWire Link Layer, Ethernet Link LayerはUni-North内部で、PCI接続されていました。今回のPangea ICでは、さらにPCMCIA Subset、シリアル、PMUインターフェース、ATA-66、ATAインターフェースなどがワンチップ化されたわけです。

Pangea ICがPowerBookのラインナップでも利用されるようになるには、PCMCIA Card interfaceへ外部PCIバスを供給する必要がありますが、Flash ROMがPangea ICに内蔵されていないので、おそらくPCIは外部に出せると予想します。そうなると、スムーズにPowerBook、はてはPowerMacシリーズでもこのPangea ICは利用されていくのかもしれません。

Pangea ICの利用で基板面積が100mm3ほど広がりますが、その部分になにがくるのか? NVIDIAのグラフィックチップを搭載するための下地か?想像は尽きません。

VST FireWire RAID

QPS Que! M2 Hard Drive

NEW28/Feb 2001

IBMからの資料にて、600MHzは750CXeが使用されていることが類推されました。

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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