PowerBook関連のニュースがありませんね。出る出ると言われるアップグレードカードも入手できる見込みはまだ立ちません。チタンボディが採用される新機種の噂はあるもの、確実な情報はなにもありません。
閑話休題、LEGO:MindStorms ROBOLABが届きました。何個かの袋に多彩なブロックやジョイント、センサーや歯車などが入っていました。ダイアブロック世代である私としては、形状の特化したブロックは自由度が下がると思い、LEGO自体に疑問を持っていたのですが、全くの杞憂でした。
確かに061_Differential gearなどは、ほかに応用しようがない部品ではありますが、例えば060_Steering gearは、本来プーリーである部品を利用しています。自由度が低いのではなく、限られた部品から目的の形状を実現するため、常に「パズル」を解いているような、緊張感が伴います。
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ハードウェアの製作が済んだ後が一番の醍醐味である、プログラミング作業になります。
今回は「最も明るい場所を探しながら進む」というミミズ程度の能力を持たせようと努力しましたが、センサー類が僅かであるため、実現には苦労しました。
光センサーは赤色LEDによる照明を兼ね備えたフォトダイオードユニットで、ある程度の指向性を持っています。ステアリングと連動した光センサーを、外界をスキャンするように30ステップ回旋し、その環境の平均値と最大方向を求めます。最大方向へ、ステアリングを戻し、一定距離すすみ、その場所を再度スキャンして、平均値が下がった場合は逆進し、平均値が上昇した場合は、またもっとも明るい方向へ進むといったことを繰り返します。
この単純なプログラムも、実際に動かすとステアリング位置決定用のタッチセン
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サーにエラーが発生した場合を想定したフェエルセーフ機構をプログラムする必要があったり、光センサーの入力誤差を考慮したりとなかなか難しい部分もありました。
それ以上に苦労したのが062_LOBOLAB ver 1.5Jの自由度の少なさです。単純化しようとしたのは判りますが、制約が多いのです。もとは高度なシステムであっただけあり、ポップアップメニューを掘り下げると、未知な領域に踏み込めるのですが、説明文がバンドルされておらず、理解には時間が必要です。
中学生くらいの子供がいれば、親子で楽しめるかも知れません。カルネジハートに填ったことのあるあなたなら、十分楽しめるでしょう。
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