今日はAmuletの鈴木氏に画像データを頂戴したので、御紹介することにしましょう。まず初めに、050_PowerMac G4 Cube AirMac Antennaをご覧下さい。
筐体側の銀色の電磁シールドがくり抜かれているところに対応し、AirMac用アンテナがあるのが判ります。内部は小型のアレイアンテナが入っていると思われ、左右2カ所に用意されています。
051_Sound SticksはMacOS 9.0.4以降と最初からUSBを搭載したハードウェアが必要ですが、harman/Kardon社はPowerBookも念頭にいれて開発をすすめており、今後この奇妙なスピーカーシステムが店頭で販売される日もくるでしょう。
052_Apple Pro Mouseは、底面と左右のフィンガーフォルダーが一体となり、その上に透明のボディーがヒンジで固定されています。ごく自然に横のフィンガーフォルダーを「摘む」動作をすることで、マウス全体がクリックする格好です。けして全体を「クリックする」という意識は必要ありません。左右にフォルダーが付いているのは右利き、左利き両用を意識したのでしょ
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うか。光学式であるため、ガラステーブルなどでは動作が出来ませんが、膝の上でも安定した動作が可能でした。動作は節度があり好感の持てるものです。
最後に053_Cube Mother Boardを御紹介しましょう。集めた情報をもとに、まだ一部しか公開されていないマザーボードの構造を示します。
表側にはおなじみのUni-North,Keylargoといったカスタムチップが並んでいます。図では省略しましたがここにモデムカードもあります。メモリスロットは3つあり、MacOS 9の最大管理容量である1.5Gbyteまで増設することが出来ます。
Graphicsカードは高さの低いライザーカードを介しマザーボードと平行に設置されます。ここにはApple display connecterがあり、モニターへ28Vの電源を供給し、液晶ディスプレイへはデジタル信号で、また17-inch Apple Studio Display (新型)へはアナログ信号を供給します。このフラットブラウン管を使用した、Theater Modeと呼ばれるDVD視聴用の特別なモードを兼ね備えたモニターですら、電源はApple Display connecterから供給されます。
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マザーボードの裏へ目をやると、CPU Daughter cardにCPUとL2 cache memoryが、そしてEthernetのPhysical Link Layer chipの載ったボードが目に付きます。このカードを変更することで1000Base/Tにオプション対応していくのでしょう。(CPU Daughter Cardの陰に隠れているのがたぶん、Flash Boot ROMです。)
確かにPCIスロットもなく、増設できる余地はメモリしか有りません。しかし、CPUの設置はドータカード形式で、今後のCPUの高性能化にも対応できるでしょうし、RADEONへの変更も簡単でしょう。増設できるサーバーを別に用意しておけば、コンパクトでおしゃれなクライアントマシンとしては十分なスペックを持っていると思われます。
ノートブックの発表はありませんでしたが、iMacの性能がこれだけ上昇すると、PowerBookが500MHzでとどまっていることは許されません。しかし、PowerMac G4 Cubeの構造をみると、まだG4をPowerBookに搭載するにはG4自体のジェネレーションが変わらないと無理であると感じました。
謝辞
写真を快く提供してくれた、鈴木氏に対し、この場を借りて御礼申し上げます。
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