|
||||
|
||||
昨日FontManagerUpdate1.0がAppleからリリースされました。例によってMacOS8.6(E)用であり、MacOS8.6(J)用では無いと明記されています(1。 さて、内容としてはFont ManagerのBugFixであり、場合により発生するFONDリソースの破損を防ぎ、同封されたアプリケーションを利用すると破損したFONDリソースを修理できるというのです(1。
さて気になる速度向上ですが、あまり芳しい結果は得られませんでした。PowerBook G3 Seriesでの仕様用途を考え、2D機能のアクセラレーションに重点を置くベンチマークを施行しまた。 fig.3 OpenGL対応の旧ATIドライバーを100としたときのATI Universal Installer 4.0.1での結果(5 Fig.3は旧ATIドライバーを100としたときのATI Universal Installer 4.0.1の相対結果です(5 。Regionsなどのテストで約3%の向上がありますが、飛び抜けてTextEditの値が悪く8%の速度低下を認めています。この結果より私は今回のバージョンアップを見送ることにしました。
|
||||
|
||||
昨日未明、ROAMがver1.2b3からVer1.5へアップしました。1999年2月に初めては発表されたROAMについては、当初4.7%〜6%の速度向上が見られることから、有用なユーティリティであるとして注目してきました(1。 しかし、MacOSも8.6へバージョンアップするに伴い、その有効性には疑問が生まれまれたのも事実です(2。 しかし、ROMにアクセスするのに時間が掛かるのは事実です(3。PowerBook G3 Seriesが搭載するPCI Bridge/Memory ControllerのMPC106に、RAM領域の一部をプロテクトしROMの様に設定することで実現しているとのこと。ベンチマークテストの結果ではわずかに1%前後の速度向上ですが、全体的にむらなく改善していることから(4、再度使用することにしてみました。
|
||||
|
||||
昨日夜iBookが発表されました。その液晶が800×600dotしか無いことや、重量が3Kgであると、大きさがLombardよりも大きいことなど、PowerBook G3 Seriesとは明確にコンセプトの違った製品であることが確認されました。 このサイトでは特にiBookについては取り扱わない予定ですが、その技術の中に、将来のPowerBook Seriesを予感させる情報がある場合は比較対照として取り扱うことも考えています。
fig.2 PowerBook G3 333/14のブロック図(1 fig.3 iBookのブロック図(2,(3 主要なコントローラICに変更があり特に、グラフィックチップの接続方法に大きな変更がありました。この聞き慣れないUni-N ICはPCIおよびMemoryのインターフェースに加え、EthernetインターフェースとAGPインターフェース用のメモリマップ用タグRAM(Graphic Address Remapping Table,GART)を加えて集積されており、 また小さな変更ですが、一つの時代の流れを感じるのはADBの完全撤廃です。LombardにもADBポートは付いていませんでしたが、内部的にはPMUがADBインターフェースを持ち、キーボードとトラックパッドはADB接続されていました。これに対しiBookはPMU99という新しいパワーマネージメントCPUが、独自のソフトウェアにより直接キーボードとトラックパッドのコントロールを行い、KeyLargo I/Oインターフェースを介してシステムにデータを伝えます。また、バッテリー交換時のバックアップ蓄電池が省略されてもいます。ちなみにAir Portインターフェース部はATAデバイス扱いであり、PCMCIAインターフェースチップは当然、搭載されていません。
|
||||
|
||||
最近Lombardの話題ばかりを取り扱うため、Wallstreetが見捨てられたようにお感じになる方もいるかも知れません。 確かに性能向上したLombardは魅力的です。しかし、このサイトはPowerBook G3 Seriesを分け隔てなく扱います。従ってWallstreetに関してもこれまで以上に触れていきたいと思います。 LombardをWallstreetと比較検討することで、その長所をWallstreetにフィードバックすることも可能かも知れません。 前置きが長くなりました。今回の主題は前回に引き続きCAS Latencyです。 fig.1 現在使用中のWallstreet 333(改)のブロック図 まず、現在使用中のWallstreet 333(改)のブロック図に注目して下さい(1、(2。Fig.1の右半分、すなわちCPU Daughter Cardの部分は、Cache clockが166MHz、その容量が1Mbyteで有ることを除けば、Lombard 333MHzに酷似しています。
ここからは仮定です。まずCAS Latencyの違いによって発生するであろうアクセススピードの違いです。
BL=1、すなわち1バイトのみ読み出し(HM5212165Dなど128Mbit DRAMの場合(6、(7、DIMM単位で言えば4バイト)読み込むのにCAS Latency=2で5クロック、CAS Latency=3で6クロックと1クロックの差が生じます。full page読み出しの場合は、1Kbyteの読み出しで1028クロックに対し、1029クロックと差は僅差です。これは最悪20%の差が生じる可能性を示唆しています。キャッシュヒットしない1バイトをランダムアクセスした場合であり、通常のプログラムでは起こりにくいと思います。 そこで100MHz時にCL=2が可能なDIMMのみをWallstreetに搭載し同様の測定を行いました。しかし、メモリアクセス速度に変化はありませんでした。ほぼ同じ部品を使い、同じ周波数で駆動されるLombardとWallstreetで20%もの速度差が存在することを説明するために、起動時のCAS Latencyの設定に違いが存在し、Wallstreetではそれが固定になっているのではないかと推論します。この設定をオーバーライドするプログラムは出来ないでしょうか。現在流通しているDIMMは殆ど、66MHz駆動時にCL=2が可能です(6、(7、(8。
|
ご自由にリンクして下さい。アップルおよびアップルのロゴは、アメリカ合衆国およびその他の国々におけるApple Computer,Inc.の登録商標です。POWERBOOK ARMYおよびmedical macintoshは、独立したユーザグループで、アップルコンピュータ株式会社が権限を与えた団体、支援する団体、またはその他に承認する団体ではありません。 |