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アクセススピードの劣るROMにインプリメントされたToolBoxルチーンもキャッシュの効果で、その遅さは目立たないように思われますが、ToolBoxルチーンは低レベルI/Oルチーンも含まれ、コールされる回数が多いため、キャッシュミスも相対的に大きく、RAM上に展開すると有利であると考えられます。DOSの世界では古くから、シャドウROMなどと言われるように、利用されてきた手法ですが、今回フリーウェアでこれを実現するプログラムが発表されました。 ROM Accelerator v1.0として発表され、短い期間にv1.1b1に変更。現在はまだアプリケーションの形態をとり、ROM内ルチーンをRAM上に再マッピングしたあと、自動的に終了するようになりました。将来は、機能拡張書類、もしくはコントロールパネル書類になり、より安定度を増す予定だそうです(2。 実際に使用したところ、安定度についてはやや不安が残ります。速度上昇率については一部検証いたしました。 ベンチマークテストにはMacBench 3.0(3使いました。グラフィックス混合試験では、4.7%の向上。内容的には、平均的に上昇し、増悪は認められません。とくに文字表示については約6%の速度向上が見られました。これは、キャッシュクロックを1.3倍に設定した結果に匹敵します。安定度について今後注意深く観察していきます。この、ROM in RAMテクノロジーが、CPUドーターカード上にROMが搭載されるため、サードパーティからのアクセラレーターカードの発売が見込めない、PowerBook G3 Seriesでの解決策になると早合点するわけにはいきません。Newer社の非公式コメントで、このような手法でのアクセラレーターカードの販売は法的問題のため実現しないとのこと。残念。
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ここで一つのメールを御紹介します。これはPowerBook 2400 Seriesに対しての活発な活動で有名なShop、Amuletの高山氏からのメールです(1。
本日午後より、起動するとのこと。是非参加を呼びかけたいと思います。
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Expoも終わり、PowerBook G3 Series関連の新しい発表は無く、残念に思っている方も多いと思います。そんななか、何か目新しい物は無いのかと、秋葉原を散策してみました。 まず、Apple Floppy Disk Drive CaseがT-ZONEで1980円で販売されていました。左に置いてあるのが、Macintosh PowerBook G3 Series Floppy Drive Expansion Bay Moduleです。 今回、合わせてフロッピードライブを購入したのは、日本で発売が期待されるMOドライブについて簡単に検証するためです。 まず、ケースを分解し、ノート搭載型薄型光磁気ディスクドライブである、富士通製M2541BF02を用意します。Floppy Driveのメカの入っていた部分に、このMOを押し込んでみたのですが、残念ながら幅、厚み共に若干はみ出てしまいました。薄型光磁気ディスクドライブの入手が難しい現在、G3 Series Zip 100 driveもしくはPowerBook G3 Series SuperDiskといったリムーバブルメディアへの転換を考慮する必要がありそうです。 |
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Expansion bayに装着できるアイテムとして、現在、G3 Series Zip 100 drive、Hard Drive、DVD-ROM、CD-ROM、Lithium Ion Rechargeable Battery、Floppy disk driveなどがあります。 それに加え、PowerBook G3 Series SuperDiskが、VSTからリリースされています。このドライブは120 Mbyteの容量を持つSuperDisk disketteと、通常の2HDのフロッピーを取り扱うことが出来ますが、起動ディスクとしては扱えません(1。このことは、競合製品であるG3 Series Zip 100 driveと比較すると非常に不利な一面といえるでしょう。Zipはこの中に緊急起動システムやNorton Utilities(2を入れておくと、旅行時などのトラブル回避に、役立ちます。 今後、スピードの面や、メディアの入手のしやすさなどを比較するため、PowerBook G3 Series SuperDiskを購入することにしました。入手方法は、前回PowerBook DVD-Video Kitを入手しようとして失敗した(3、Outpost.comからのインターネットショッピングです。
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重要なコンポーネントのバージョンアップについては、これまでもお伝えしてきました。今回のマイナーバージョンアップの内容については、まだアナウンスが無いため詳細は不明です。PowerBook G3 Seriesにインストールする限りにおいては、ハードディスクドライバーバージョンは3.2のままであり、急いでアップデートする必要はなさそうです。 |
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ジョブスの基調講演終了し、蓋を開けてみると新しい発表は残念ながら無かったようです。スピードバンプモデルもお預けのようです。以前から予告されていた、AppleStore日本語版が開始され、1時30分頃には通常にオーダーできるようでしたが、内容としてはカタログ販売に毛の生えた程度の物。Build to Orderは見送られた模様。期待していたPowerBook DVD-Video Kitのオプションは見あたりませんでした。 今後に期待したいと思います。 |
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MacWEEKの有名なコーナー、Mac the Knifeに「PowerBook sur l'herbe」と称して、PowerBook G3 Seriesのスピードバンプモデル、Rev Cについての想像図が載っています(1 EXPO東京を明日に控え、マック関係のHPは俄然、騒がしくなっています。この、想像図について、少し検証してみましょう。 まず、フロントノッチの位置の変更ですが、これは必然性がありません。まず、ノッチが本体側に装着されると、トラックパッドの操作性がスポイルされるだけでなく、この位置にあるパワーレギュレター、電源制御装置の廃熱、及び、空冷ファンが作動した時の重要な廃熱口が無くなることになります。 また、側面の写真、現在のモデム装着位置に空冷ファンを持って来るということですが、これは前にも触れたように、スピードバンプモデルの発熱量は400MHzでも、現在の266MHzモデルと大差なく(2、必要がないと考えます。前に触れたTj計算式でも、CPUのヒートシンクを選択的に冷却するよりも、筐体内部の温度を下げた方が、効果的に温度が下がることが予想されるので(3、現状の右側スピーカー横に設置された、筐体内部冷却用可変ファンだけで、十分にスピードバンプモデルの温度を下げることは可能のはずです。 つぎに、モデムジャックの位置ですが、G3シリーズに内蔵される56Kモデムは、PowerMacintosh G3 (Blue/White)でも搭載されるなど、やっと量産効果が出てきた基板です。この基板を位置の変更だけで新しく作るのは、やや説得性に欠けるとおもいます。 おそらく、スピードバンプモデルは、マザーボードの変更は少なく、あってもグラフィックチップの変更ぐらいで(4、USBをPCMCIAカードで提供することでお茶を濁すのではないかと思います。といっても、グラフィックチップの変更は大きなアドバンテージとなるでしょう。 どちらにしても、明日何かが起こるでしょう。
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Medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002
Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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