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今回、この時期に搭載メモリを増設する事にしました。目標はLombardの最大保証搭載メモリと同等の384Mbyteです。 私が使用中のPowerBook G3 300/14は購入時192Mbyteのメモリを搭載していました。具体的には、2M×8Bit×4 Bank Synchronous DRAM(64Mbit)であるKM48S8030AT-G10を24個搭載していたことになります。 このKM48S8030AT-G10は100MHz動作を保証したSAMSUNGのチップであり、100MHz動作時はCAS Latency=3(CL=3),83MHz駆動時もCL=3、66MHz動作時はCL=2での動作が可能なチップです(1。 CAS LatencyはDOS/Vでは聞き慣れた単語ですが、Macintoshではあまり馴染みがありません。そこで簡単に図で示したのがFig.1となります。
CAS Latencyのセッティングはプログラム可能であり、Macintoshでもブート時におそらくセッティングしていると思います。 次に購入したのがGREEN HOUSE社のGH-SDG128MAでした(2。これには4M×8Bit×4 Bank Synchronous DRAM(128Mbit)HM5212805TDT10が搭載されていました。このチップは100MHz動作時にもCL=2で、66MHz動作時もCL=2です(3。 そして今回購入したTranscend社(4のTS256MAPIMACにはSAMSUNGのKM48S16030T-GLが搭載されていました。これは100MHz駆動時CL=3、83MHz駆動時はCL=2、66MHz駆動時はCL=2という製品です(5。 結果としてPowerBook G3 300/14は全て128Mbitチップ構成へ変更され、計384MByteとなりました。Webで注文、GH-SDG256Mと書かれていたにもかかわらず送られてきたのはTS256MAPIMACでした。納得がいかないので現在調査中です。
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PowerBook G3 400/14には標準でDVD Video再生機能が搭載されていることは周知のことです。 PowerBook G3 Series(Wallstreet,PDQ)でも、PowerBook DVD-Video Kitを利用することで、これまでもDVD Videoを視聴することが出来ましたが、画質には差があるのでしょうか。
しかし、両者の画質は、全くと言っていいほど違う味付けがなされていたのです。WallstreetでDVD Videoを視聴すると、Fig.1で示す様なComb Noiseが、動きが激しい場面で目立ちます。とくに最大画面で表示した場合、小さな動きでもこのComb Noiseに気付くでしょう。 それに比べ、Lombardでは、アニメーションなどの一部のソースを除けば、ほぼ気が付かないレベルまでこのComb Noiseが解消されています。そのぶんやや画面が甘くなっていますが、見比べないと判りません。Comb Noiseは気になり出せば、結構目立つので、この改良はLombardの大きなアドバンテージであると言えるでしょう。DOS/Vもノート環境に限定するなら、この画質に匹敵する機種はごく一部に限られます。ようするにDiVA-PCの性能が予想より優れていたということでしょうか。 音声に関しては、内蔵スピーカーで比べるのなら、LombardよりもWallstreetが優れていたことを付け加えておきます。
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fig.3 現在私が使用するWallstreet 333/14のブロック図 Fig.3に示すのはWallstreetのブロック図です。PowerPC 750とMPC106(Grackle,memory controller and PCI bus bridge)で構成される60x Busは、CPU Daughter Cardの中で完結し、66MHzで駆動されています(2。 CPU Daughter CardとMother Boardの間の信号は33MHzのPCIバスであるとしています。Lombardでは一本で済んでいるソケットが、どうしてWallstreetでは2本いるのか?確かにLombardにはI/Oを司るPaddingtonが一つしか搭載されていません。これに比べると、両方のExpansion Bay UnitにIDEドライブを増設できるWallstreetはI/OチップのHeathrowを2つも搭載しています。しかし、2つ有るからと言ってソケットが2ついるとも思えません。 単なるコストダウンでは説明できない何かかがLombardのCPUインターフェースか削除されたのでしょうか。Wallstreetでは66MHzの60x BusがMother Boardに出ていたとは申しません。しかし、この信号がMother Boardへ供給されないと将来PowerBookへの搭載も当然予想される2×PCI Busすなわち、グラフィック専用バスが実現しません。グラフィックチップ変更によるスピードバンプモデルがLombardアーキテクチャで登場するのは望み薄なのでしょうか。
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