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気温が上がり、パワーブックもどんどん熱くなる季節がやってきました。これまで蓄積した温度データも、改良されたnanokernelや環境温度の変化などから今までとはだいぶ違った結果となるでしょう。 そこで、再び温度アンケートの再開をします。今回の温度アンケートは通常使用時の温度を募集いたします。今このページをブラウズしている状態での温度で結構です。やや、入力フォームが煩雑ですが、ご協力お願い申し上げます。 目的は、気温上昇、MacOSのバージョン、機種、設定による温度の違いを集計するものであり、電子メールアドレスやお名前、HPアンケートは必須ではありません。集計結果は今後のパワーブックの運用においてのヒントになり得るでしょう。 |
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昨日触れたDraw Textルチーンの変化についてもう少し詳しく考えてみることにします。 Apple Worldwide Developer Technical SupportのJohn Montbriand氏によるMacOS 8.6のQuickDraw Textの解説を御紹介します(2。
MacOS 8.6は文字表示で大きな変化があったと考えます。これまでも繰り返し述べてきましたが、Bench Mark Testによる評価には落とし穴があります。すなわちBench Mark Testの実験モデルそのもに欠陥がある場合は、その結果は全くと言っていいほど評価に値いしない結果になるということです。例えば昨日の結果を再度注目してみましょう。 fig.1 MacBench 3.0(2によるbench Mark(部分)、anti-aliaseはオフ、欧文フォント 一番上にあるText Testは大中小の3種類の大きさのランダムな文字列を表示するベンチマークです。これは単一の欧文フォントの結果であり、MacOS 8.6はMacOS 8.5.1に比べて約19%の改善であることを示します。(fig.1)しかしながら、日本語環境における漢字表示を念頭にいれると、この実験モデルが不十分であることは言うまでもありません。 そこで、このMacBench 3.0のリソースを独自に改変し、漢字表示モデルとして再度計測するとその結果は次のようになります。 fig.2 MacBench 3.0改(2によるbench Mark(部分)、anti-aliaseはオン、和文フォント 結果はMacOS 8.6はMacOS 8.5.1に比べて実に2.7倍の処理能力を得たことになります。(fig.2)170%の改善!これは'font table fragment cache'の容量見直しにより、漢字フォントの表示が`劇的に`改善していることを示しているほか有りません。ここで注意すべきは256MByte搭載時には16MByteまで拡張される'font table fragment cache'をメモリリークと勘違いしないようにすべきであると思います。またこの数字は差が出やすいように条件をいじっています。すなわちビットマップフォントの無い大きめのポイントで、アンチエイリアスをオンにした、一番条件の厳しいフォントを表示させた時のデータです。しかし、ビットマップフォントと言えど、ディスクアクセスが必要です。多量のドキュメントを次々に表示するときは絶対違いは出ると思います。
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そのアップデート方法に賛否両論ありましたが、MacOS 8.6が公開され、インストールされた方も増えたと思います。 新しいnanokernelが採用され、パワーマネージメントが高度になり、消費電力の低減が行われことも重要ですが(1,(2、ATIドライバーの刷新もあり、その変更は細部、多岐にわたっていることも事実です。 MacOSのバージョンアップにより処理速度の低下が起こることは、良く知られていることです。特にメジャーアップデート時に速度低下が大きく、その後のマイナーアップデートで改善することもたびたび経験してきました。 今回、4つの条件でのベンチマークを提示します。
クロック周波数が違いますが、画面関係のボトルネックはRage LT Proによることころが大きく、そのままクロック比での性能向上は見込めません。 fig.1 MacBench 3.0(3によるbench Mark(部分) 20ポイント、12ポイント、8ポイントの文字を32bitスクリーンに多量に表示するものですが、総合評価でMacOS8.1の半分です。個々に観察すると、8ポイント文字表示の改善が顕著で、その他についてもMacOS8.1程度まで戻っていることが判ります。この数字から予想されるのは文字の大きさを切り替えるルチーンがMacOS8.5から変更があり、一度落ちた処理能力が徐々に改善していることが判ります。 文字表示のみ着目しましたが、テキスト処理などは8.5.1に比べると80%の処理速度に落ちています。全体的な評価はよりアプリケーションベースに近いベンチマークを組み立てる必要があると考えます。
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Medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002
Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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