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about Macintosh

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27/Jun.

PalmPAD for PBG3

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PowerBook G3 Series 1999の実物に触れることが初めて出来ました。Wallstreetではアルミ素材にゴムコーティングされていた部分が、プラスチックにプロテイン塗装されたものに(1簡略化されるなど、確かに存在する質感の低下も、軽量化という最大の目的を考えると、十分納得できるものでした。細かくはiModeページでご覧下さい。またKosaka氏には、塗料に関しての専門的意見ありがとうございました。

Bronze(JAVA)色のキーボードを見て、色調的にモノトーンのWallstreetが別に悪いとは申しませんが、色があっても悪くはないという結論に達しました。

fig.1 Twentieth Anniversary Macintoshのキーボード。Palm PADの部分が牛革製であった。Service Source(2より改変。

異種素材を積極的に取り入れているWallstreetではありますが、Twentieth Anniversary Macintoshに見るような天然素材の使用にまでは至っていません。(fig.1)

オリジナルバッグの制作などで有名な、革屋国立商店(3よりPowerBook G3 Series(wallstreet)専用PalmPAD for PBG3Amulet(4で販売されていたので一つ購入してみました。2800円(税別)でした。

色調的には天然素材である牛皮革を強調するため、黒、茶2色あるうちの茶色を選択しました。(fig.2)

非常に薄い素材ながら、天然皮革であり、断熱性に優れています。これから汗ばむ季節には吸湿性のある素材が役立つかも知れません。

貼り付けたばかりでは、若干手に張り付き、今ひとつしっくり感が無いのですが、使い込むにつれ徐々に手になじむのでしょう。

丁寧な取扱説明書には消耗品であり、3ヶ月から半年で交換する製品であるとされています。その点、剥がすときのことまで考えられた粘着剤を使用しているため、本体を汚すことなく手軽にドレスアップできるアイテムだと思います。

fig.2 PalmPAD for PBG3(brown)を貼り付けた状態。

参考

  1. Koji Kosaka氏:私信
  2. Apple,Service Source: twentieth_anniversary_mac.pdf
  3. 革屋国立商店:三鷹市下連雀3−27−1三協ビル2F、0422-70-6280
  4. Amulet:東京都千代田区外神田3−5−12 聖公会神田ビル1F,03-5295-8418

23/Jun.

Memory Test

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FAQでは既に触れていますが、Lombardは起動時のメモリーテストをバイパスする事が出来ます(1。メモリーテストをしなければ、起動時間を再起動時は関係有りません。短縮する事ができます。

パワーブックも比較的容量の大きなRAMを搭載できるようになりました。こうしたな、電源投入後のメモリーテストは馬鹿にならない時間を消費しているのです。

例えば333MHzのPPC 750に256MByteのRAMを搭載している私の環境では、約37秒の時間を費やしています。

Casady & Greene社がオンライン販売するSpeed Startup(2、メモリーテストをバイパスする事の出来なかったWallstreetで、これを回避できるユーティリティです(3Stranger小林氏、ご指摘ありがとうございました。

Casady & Greene社のうたい文句では、起動時の待ち時間は、毎日起動したとすると10年で90時間をムダにすると試算しています。私の環境では2分2秒の起動時間が確かに1分15秒に短縮されました。20ドル弱のユーティリティですが、これを高いとするか、安いとするか。今後継続して検証するソフトウェアに加えたいと思います。

参考

  1. FAQ: Memory check,Memoryチェックのキャンセルと起動時間 16/Jun 1999
  2. Casady & Greene:Speed Startup
  3. Stranger小林氏:私信

13/Jun.

ROAM with MacOS 8.6

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MacOS 8.6で、ROM in RAMテクノロジーを独自に行うROAMが有効かどうか。結論を出したいと思います。

MacOS 8.5.1では、ROAMが処理速度向上に有る程度役立っていました(1。しかし、MacOS 8.6ではnanokarnelの変更があるなどその有効性に疑問が生じました。

頻繁にコールされるToolBox softwareが、アクセススピードの遅いROM内部にあるよりも、RAM上に有った方が高速化に有利であるという考え方からROAMが存在するわけですが、物事はそれほど簡単なことでは無いようです。AppleがiMac以降、PowerBook G3 1999でも採用するNewWorld Architectureを観察してみましょう。

それによると、NewWorld Architecture以前のシステムのROM内部には、RAMの値段がROMよりも高価であった128K Macintoshが開発された当時からのhigh-level ToolBox softwareが含まれています。システム起動時に必要な一連のlow-level ToolBoxルーチンは、NewWorld Architecture以降のシステムでもBoot ROM内部に有るわけですが、このhigh-level ToolBox softwareをROM imageファイルに内包し、RAMに展開しているのがNewWorld Architecture以降、ROMの中に残っているのが以前というわけです(2

しかし、機種特有のToolBoxルーチンはこれまでにもEnablerやSystem fileの内部、そして機能拡張ファイルとして供給され、RAM領域にマッピングされています(2

さらに、MacOS 8.6で68Kコードをエミュレートするのならspeed603.lib存在下でのSpeed Doubler 8の使用はまだ有効です(3。このことはROM内部の68K emulatorは使用しないわけです。

またNanokarnelがSystem fileに移ったことは自明です(4。したがってROMにアクセスするルーチンは極基本的な一部ものだと想像が付きます。そのことを踏まえてベンチマークをご覧下さい。

fig.1 MacBench 3.0によるProcessor markとFloating Point Mark,ROAMとSpeed603.libとSpeedDoubler存在下による変化。

ネイティブコードでのベンチマークテストの基本部分を示します。(fig.1)効果は僅かではありますが、MacOS 8.6でSpeed603.libとSpeed Doubler 8の存在下では、ROMの影響が半減していることがわかります。これは、上記の論説を裏付ける結果であると考えます。また浮動小数点においてはSpeed603.libの有効性が証明されました。

次にToolBoxルーチンを頻繁にコールするだろうと考えられるText描画を調べてみます。結果はfig.2に示しますが、意外にもこれらのソフトウェアを何も組み込まないほうが、一番高性能であることが判りました。

fig.2 MacBench 3.0(改)による漢字Textベンチマーク(5、AntiailasをONにしている。

これらの結果を踏まえ、68Kコードのエミュレータ部分でのSpeedDoublerの有効性とるなら、ROAMを組み込まずにSpeed603.libとSpeed Doubler 8を組み込む方法がもっとも有効と考えました。

この結果に伴い、「最強のWallstreetを創る」を更新しました。

参考

  1. Speed up:Speed Doubler及びROAMの組み合わせと速度向上について,25/Mar 1999
  2. Paul Resch:TechNote 1167,NewWorld Architecture
  3. 68K emultor,SpeedEmulatorのG3への最適化の程度について 10/Jun 1999
  4. Nanokernel,MacOS 8.6の節電機能について 15/May 1999
  5. Draw Text 'MacOS 8.6'、MacOS 8.6,QuickDraw Textの劇的改善及びベンチマークの盲点について 23/May 1999

12/Jun.

Bench Mark with Lombard

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6月12日、記念すべきLombard発売日です。iMacの時と同様、商品の販売店への分配に問題があると言われていますが(1、なにより発売が開始されたことは喜ばしいことでしょう。

早速PowerBook G3 400/14を入手されたNeko-Soft氏より、Die-junction温度の報告がありました(2。75度という数字です。頂いた情報からは銅配線のLonestarが搭載されていることも確認できました。5月3日に400MHzのLonestarを搭載したと仮定した場合のdie-juntion予想温である71度と比べると(3、気温の上昇を考慮するとあまり予想通りと考えます。

さて、Neko-Soft氏にはCacheMark 1.1PPCによるデータも提供して頂いております。考察は後日として、下にその値を掲載いたします。CacheMarkとはToolboxのBlockMoveDataを利用し、メモリ転送時間を計測し、メモリアクセスの能力を評価します(4

fig.1 CacheMark 1.1によるLombard 400/14(default cache rato 5:2とcache rato 2:1) とWallstreet 333/14(cache rato2:1)の比較

グラフは値が小さいほど高性能であることを示します。メモリアクセススピードはcache容量を超えない場合はcache clock数に、容量を超える場合はbase clock数に関連します。

PowerBook G3 400/14のキャッシュスピードは160MHzと、比較した私のWallstreetの166MHzよりも低いにも係わらず全体的に良好な結果となりました。

cache ratoを2:1、すなわち200MHzに設定すると、1次cache容量32Kbyteを越えてback side cache容量の1Mbyteまでの転送速度が改善されています。

また、base clockは66MHzと変わらないのですが、2MByte以上の転送速度も優れていることがわかりました。情報提供を頂いたNeko-Soft氏にこの場を借りてお礼申し上げます。

参考

  1. MACお宝鑑定団、「複数の情報筋から〜」1999/6/11
  2. Neko-Soft氏、第3回die-junction温度募集及び私信
  3. Lombard with 400MHz、Lombardに400MHzが搭載されたとしたときのdie-junction温度を予測 5/May 1999
  4. CacheMark 1.1.0 取説,(C)1998 たなかQ(兄貴工房)31/July 1998
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メディカル マッキントッシュ

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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