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26/Mar

FAQ: PBG4 Battery's Trouble

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Q:PowerBook G4 Titaniumを不意に持ち上げると、電源が切れてしまいます。どこに問題があるのでしょうか。

525_PowerBook G4 Rechargeable Battery

525_PowerBook G4 Rechargeable Battery

PowerBook G4のバッテリーは背面に一つだけ装着できる。これまでも、ごくまれに端子の接触不良から電源の切れてしまうPowerBookはあったが、今回のPowerBook G4に関しては、頻度の高い問題のようだ。

526_battery socket type 1

526_battery socket type 1

私が使用中のバッテリーの端子。Assembled in Taiwan、Model No.:M6091と型板は同じものの、日本製もあるという。

今回のトラブルの原因は複合原因で、私の個体では問題はまったく発生しない。使用されているソケットにはFOXCONNの刻印がラベル面を上にすると倒立して表示されている。

現在はこのソケットの種類に関係なく対策が施されている。

527_battery socket type 2

527_battery socket type 2

問題が発生したとして、BBSで指摘された端子。FOXCONNの刻印は小さくそのまま読める方向で印字されている。

528_battery housing

バッテリーハウジングの手前側にゴムのスペーサーがある。すべてのPowerBook G4にこのスペーサーが装着してあるが、がたつきの多い個体では電源の接触不良が起こる可能性があるようだ。

対策として、端子側の天版(取り外し模式図の印刷してある、チタン板)にクレジットカード程度の厚みのある絶縁体(クッションなど)を張り付け、バッテリーの動きを制限すれば起きなくなるという案が出ている。また、バッテリーの左右方向(横方向)の遊びのある個体には、シリアル番号のかかれたラベル面にも、適当な厚みのクッションを入れる方法もあるようだ。

528_battery housing

529_battery housing spacer

スペーサーにはほぼ全部に、図のような突起がもうけられている。材質はゴム製。

本体とバッテリーの遊びを制限するものだが、少しの遊びはほとんどの筐体で存在する。遊びが1mm以上ある筐体にトラブルが集積しているようだ。裏蓋の装着状態などもう一度チェックすべきだろう。

529_battery housing spacer


A:バッテリーの装着に問題がある個体で、電源が予期せず切れてしまう場合があります。Appleより正式に次のようなTILが発表されています。

Article ID: 88095JC PowerBook G4: コンピュータが予期せずシャットダウンする

リセットキーの状態を確かめた上で、マッキントッシュサポートセンターに電話して相談してください。私も、時に問題が発生したため、在宅修理を要請し、翌日には改良型が送られてきました。その後問題はありません。またPowerBook G4 Gigabit Ethernetは、コネクタの形状そのものが改善されています。

後述する内容は、記録として保存します。オークションで入手した対策前バッテリーをお持ちのかたは、容量が増強され、改善したPowerBook G4 Gigabit Ethernet用のバッテリーを入手するのが一番の対策です。

具合の記録

情報を収集して見た結果、バッテリー生産国、端子の組み合わせと不具合の発生状態に、ある程度の傾向がみえますが、決定的な差違は認められません。バッテリーを装着した状態で、バッテリー自体が動くもの

は問題が発生するようです。バッテリー自体にテープを貼る、ハウジングに紙切れを入れる、などして改善したという報告がたくさん寄せられています。問題の発生頻度は比較的高いようですが、対策後、もしくは改良型バッテリーで解決します。

case 1(Type2での不具合)

おおたに@SimpleBoxes氏より、Type2のバッテリーで不具合に遭遇し、本体交換を経験したそうです。交換後はType1。バッテリーの立て付けがしっかりしたものになったそうです。特にAirMac取り付けなどで裏蓋の脱着はなかったそうです。バッテリーのみが不具合なだけではなく、本体の立て付けににも問題があるのではないかとご指摘をいただきました。

ほかに、バッテリー部のコネクタに近い角が約1mmほど浮いていて、不具合があるそうです。裏蓋の脱着はないとのことです。

LARK氏より、コネクタ側が1mmほどういていて、障害があるそうです。

HIRANO氏より、最初問題なかったものが、販売店にてAirMac取り付けのため、裏蓋をはずしたあとに発生したそうです。やはり約1mmほどバッテリーの対角が浮いているとのこと。裏蓋の脱着に深い関連があると示唆されています。

tm-wave氏からは頻度が高くはありませんが、バッテリー部分にふれながら、本体をすこしねじると発生すると情報をいただいています。バッテリーの内側が少し浮いているそうです。まじゅろ氏は、ハードディスク交換後に2度ほど経験したそうです。端子の反対側(本体左側面方向)に厚紙を入れてからは改善しているそうです。

tanikawa氏はBTOでAirMacと30GバイトのHDを選択したそうですが、バッテリーに力がかかるような持ち上げ方をすると症状が発生するそうです。バッテリーの浮きも1mmほどあり、左右方向にも動くそうです。

山本氏から、持ち上げるとバッテリー手前側がすこし浮いていて、がたつきがあるそうです。左手前の角と右奥の対角を保持して持ち上げると、時計がリセットされてしまいます。本体とバッテリーの間にメモ用紙を挟み、がたつきをなくすと改善したそうです。

しんじ氏より、浮きが1mmほどあって、持ち上げたりねじったりすると、ブチブチ切れてしまうそうです。(ご本人も切れたとか)メンディングテ−プで浮きを押さえると症状はなくなったそうです。

下津氏はサービスセンターはすでに問題を認知しており、部品がそろえばピックアップデリバリーをすると約束されたそうです。


nendo氏は縦方向のずれではなく、横方向のずれでも問題が発生することを指摘され、外側(トラックパッドと対側、本体左側面)に0.5mm程度のクッション材を入れてバッテリーの遊びをなくしたら改善したとされています。

Wing氏は、端子側に0.5mmほど浮きがあり、バッテリーの端子反対側に手を掛けて本体を持ち上げると切れるそうです。

iTaro氏は、右側のスピーカーのちょっと下と、左はバッテリに手をかけて持ち上げると電源が切れてしまうそうです。バッテリに輪ゴムを巻いて装着したら改善したとのこと。

ほかにも片手で持ち上げると電源がきれてしまう方や、バッテリ端子側が0.5mm程浮いて、逆に対角線に位置する部分(足ゴム付近)が0.5mm程沈んでいる状態で、回避策として足ゴム付近の天板部分に0.5mm程のテープを貼ってみた所、電源切れが発生しなくなり、均一に装着されるようになったそうです。

また、裏蓋を一度脱着し、バッテリー端子のねじを増し締めして症状改善したかたもいます。

case 2type 1での不具合)

ajam氏より、PowerBook G4 500で、バッテリ底面が最大1mm程度、コネクタ部の角に近いところほど浮いているそうです

そのためか、バッテリ側と対角を持って持ち上げると必ず電源が切れてしまうそうです。裏蓋開けてコネクタ上部トルクスの増し締めを行ったそうですが、症状は改善されないそうです。同様にK2氏からも、同じ症状で、コネクタ部トルクスのまし締めでも改善しないというポストがありました。

TOKO氏より、PowerBook G4 500とType 1コネクタの組み合わせで、対角を持って軽くねじると電源が切れてしまうそうです。バッテリーの浮きはありませんが、隙間は一様ではないそうです。

やどくかえる氏はAirMac組み込み後、Type 1のバッテリーで1mmほど端子側ういていて、トラブルに遭遇したそうです。裏蓋全体のねじの締め直しで浮きも解消し、問題も消失したそうです。

riom氏は、0.5mmほど浮きがあり、バッテリーを動かないようにセロテープなどで隙間を埋めたら症状が消失したそうです。

萩原氏は持ち上げたときに電源が切れたそうです。やはりバッテリー部分を押し上げるように持ち上げると発生したとのこと。

Chilavertino氏のバッテリーは、前後方向に 0.5mm 程度のアソビがあり、コネクタと反対側によっているときは問題があったそうです。輪ゴムをはさんで改善したそうです。

ほかに3件問題ありとの報告があります。

case 3(立て付けが悪いが動作、type1)

sugiyama氏より、バッテリーの立て付けがわるいのか筐体外側方向が0.5mmほど沈みその分内側が出てしまっている状態でも問題ないそうです。端子はType 1

どろんぱ@DoromPATIO氏より、Type 1の端子で、立て付けは悪く1mmぐらいの浮きがあったが問題ないそうです。故意にねじるような負荷はかけていないとこと。現在は薄紙を挟んで、アライメントをとっているそうです。導入レポート公開中とのことでした。

四方氏から、コネクター付近のバッテリの角は0.5mmほど浮いているそうですが、これを、いろいろ動かしてみても問題ないそうです。

matelot氏より、隙間は結構あるがとくに問題ないそうです。がたつきは無いそうです。

case 4(捻ると発症)

首狩族氏より、Type 2のコネクタのバッテリーで、通常の持ち運びや移動では問題ないそうですが、故意に本体を捻ると電源が落ちたそうです。他に、すこしねじると電源が落ちる方からポストがありましたが、これもType 2だそうです。


ユウユ氏より、本体に軽く捻りが加わると電源がきれてしまうそうです。ハウジングにスペーサーを加えて、バッテリーが動かないようにしたのに症状は改善しないそうです。

case 5(捻っても問題なし、Type2)

伊藤@まりもの研究室先生より、バッテリー駆動状態で、振ったり捻ったりしても問題ないそうです。端子はType2で、立て付けは良いそうです。

PowerBook G4 500でバッテリーの接触不良と他の初期不良を経験し、 Type 2へ交換した後も問題ないそうです。バッテリー自体の立て付けが悪かったものが、改善しているとのことです。

Kono氏は、Type2ソケットで台湾製ですが、立て付けもしっかりしており故意にひねっても問題な無いそうです。

epi氏、ほか一名様より、Type2であるが、振ってもねじっても問題ないそうです。

case 7(立て付けが悪いが動作、type2)

東郷氏より、Type2の端子で立て付けも悪く、筐体外側が0.5mmほど沈んでいるそうですが、ねじっても、対角で持ち上げても安定動作しているそうです。(ハードディスクを交換済み。)

HIRANO氏より、修理から戻ってきたPowerBook G4を確認すると、確かに症状の再現はありませんが、端子側が1mmほど浮いているそうです。スペーサーには突起があるそうです。

ゆうせい@AlwaysPowerBook!氏より、1mmぐらい浮いているそうですが、押してもひねっても切れないそうです。

大庭氏は、特に症状はでていないが、バッテリーの立て付けが悪く、コネクター側が1mm近く浮いていたそうです。529_battery housing spacerを左右逆に貼り直したところ、立て付けはほぼ完全な状態になり、浮き、沈みとも0.2mm程度程度にまで改善したとお知らせいただきました。

case 8(持ち上げ方に特徴)

バッテリーに力が掛かるような持ち上げ方をすると問題が発生するそうです。同じような持ち上げ方をすると15台のPowerBook G4に問題の再現があったそうですが、違う人が持ち上げても再現しないそうです。指の長さなど特殊状況を指摘されています。

case 9(いろいろ試した)

HIRANO氏は販売店でいろいろバッテリーを試したところType1、台湾製でしっくりし、がたつきも改善、症状も消失したそうです。

case 10 (解決)

松本氏は、3月上旬に購入したG4で問題があったのですが、4/13に購入した物は一見タイプ2なのですがfoxconn端子ユニットとの隙間に0.5mmくらいのスポンジの様なものが挿まれていてこのバッテリーを問題のあるG4に付けてみると改善されたことを確認したそうです。すでに改良版が販売されているようです。

HIRANO氏からは、4/19に在宅修理でバッテリーが届き、Type 2の端子部分のすきまに黒の0.5mmほどの、スペーサーがはめこまれ、問題解消したそうです

FAQ: Battery socket spacer

Type 1ソケットでの正常動作報告

26件(うち、日本製20件、台湾製6件)

Type2ソケットでの正常動作報告

43件(うち、台湾製36件、日本製7件)

2001年4月21日 更新

2002年1月18日 更新

情報ありがとうございました。

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27/Sep

FAQ: Battery socket spacer

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530_battery socket spacer

改良型として流通しているバッテリー。ソケット部分の下にスペーサーがあって、接触不良がおきにくいようになっている。図では便宜上赤く示したが、実際には黒色のシリコンゴム様。

接触不良の問題がある場合、バッテリーを確認し、ここにスペーサーのない初期型のバッテリーなら、在宅修理で改善する可能性が高い。

530_battery socket spacer

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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