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それぞれ起動ディスクにしてみました、Toshiba MK1814GAVでは102秒、IBM Travelstar 25GS(DARA-225000)では103秒と殆ど変わりませんでした。 Sequential accesses fig.3 B's Bechで測定。MK1814GAV.BsはあえてB's Crew 3.0でフォーマットしたもの。 上半分が読みとりで、下半分が書き込み速度になります。意外だったのはB's Crewのドライバーを使用すると特にsequential readの速度が落ちるというこでしょうか。最高速度は僅かに上昇するのですが最低速度が落ち込むので平均は下がります。読み込みに強いMK1814GAVと書き込みに強いDARA22500という構図になるようです。MK1814GAVが健闘していることは確かです。 Random accesses fig.4 B's Bechで測定。読み込み速度の比較。 読み込み速度の比較です。1Mbyteほどのキャッシュでは結局オペレーティングシステム側のバッファーに吸収されてしまうのでしょうか。メディア密度が高く、回転数の早いDARA22500に軍配が上がっています。しかし、その差はわずかであることは明白です。 fig.5 B's Bechで測定。書き込み速度の比較。 予想以上に違いが出たのがこの値です。小さなファイルの読み書き速度では実に6.5倍もの差がうまれました。書き込み動作に関しては1MByteのキャッシュが有効に働いているようです。しかし、その容量増加と引き替えに速度低下も生んだようです。128Kbyte単位、もしくは256Byte単位のRandom Writeにおいては逆に速度低下が見て取れます。総合的にはMK1814GAVがすぐれていると考えられます。
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PowerBook (FireWire)の発売は順調のようです。既に多くの方が入手され、そのよさを味わっているのでしょう。日本全国から賞賛の声とともに各種データが送られています。その反面、外観の変更がほとんどなかったために購入に二の足を踏んでいる方も多くいると聞いております。データを交えて、実際にどの程度の変化が有ったのか御紹介しましょう。 毎度ではありますが、ブロック図をご覧下さい。上は今回のPowerBook 500/14 (FireWire)、そして下はPowerBook G3 400/14 (Bronze)です。外観は殆ど変わらないのに、中身は全然違うことが判っていただけるでしょうか。 fig.1 PowerBook 500/14の内部アーキテクチャ fig.2 PowerBook G3 400/14の内部アーキテクチ
グラフィック性能 ベンチマークテストをただ実行すると、余り変化有りません。内部の描画エンジンは改善されていることは認めますが体感できるような差はあまりないと考えてしまうかも知れません。 しかし、ベンチマークの落とし穴がそこにあります。ブロック図を見ていただくと一番大きな違いは、グラフィックアクセラレーターとCPUの関係です。PowerBook G3 400/14では他のデバイスと同格にPCIバスにぶら下がっているに過ぎないのですが、PowerBook 500/14 (FireWire)は専用の2×AGPバスで接続されています。66MHz、32bitではありますが、クロックの立ち上がりと下がりにデータが転送されるため実質は133MHz、32bitとPCIと比較すると実に4倍のバンド幅が実現されます。 ベンチマークもグラフィックRAM内部のブロック転送速度はさほど変わらないのですが、CPUから画像を展開するなど直接CPUからデータが送られる場合は2倍の改善がありました1)。同様に文字表示など重要なルーチンもその高速化の恩恵を受け実に1.64倍という改善を見せています。 総括 デザインこそあま変わりませんでしたが、内部的にはAirMacの収容場所を確保し、冷却系を強化。RAGE Mobility 128の搭載も、劇的なスピード上昇を求めるのではなく消費電力と発熱量の低減を重視した節があり、単なるクロックアップにとどまらない何かがあります。新たなPowerBookの出発を予感させる仕上がりだと感じます。 関連アーティクル Expo special Jon Rubinstein氏への問いかけとPISMO詳細 17/Feb Expo special PISMO発表〜そのアーキテクチャの予想〜 16/Feb
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