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about Macintosh

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17/Feb

Interview

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本日の未明に公開したハードウエア技術担当のJon Rubinstein氏コメントいかがだったでしょうか。

もう一人忘れてはならない人物がいます。ソフトウエア技術担当のAvie Tevanian氏にも話を伺うことができました。私は8年以上前にNeXTSTEPにあこがれ、その時から今でもNeXTのソフトウェア技術のずば抜けた高さを信じて疑いません。MacOS Xと言う形で世界最大のRISCプロセッサ市場に返り咲こうとしている開発主任であるAvie Tevanian氏に対し、いくつかの質問をしてみることにします。

〜プリエンティブなマルチタスク、堅牢なメモリー保護を根幹に、OSとしての安定性を実現できるMacOS Xがついに発表されましたが、完成度を信じてもかまわないでしょうか?

Avie Tevanian氏:非常に困難な道のりであったことは否定しません。たくさんの困難を乗り越えました。特に一番大変なことだったのは、ユーザーに新しい技術を使ってもらうための土台が必要だったということでしょう。私たちはそれをカーボンで実現しました。多くの技術の集合体がMacOS Xなのです。

〜MachやBSDがDarwinという形で採用され、オープンソースとして公開されますが、NeXT時代からの理想にまたひとつ近づいたと思うのですが、いかがでしょうか。

Avie Tevanian氏:いい表現ではないかもしれませんが、Machカーネルはカーネギーメロン大学当時から無償で提供してありましたし、1988年以降はNeXTでもそれを実現しています。今はLinuxばかりがもてはやされていますが、オープンソースという面からお話しすれば、GNUのリチャードストールマンの貢献を忘れるべきではないと思います。

〜ステーブジョブス(気まぐれでも有名、あまりにもユーザーインターフェースの変更を強いたため、あのすばらしいInterface Builderが生まれたという逸話さえある)との仕事について、どうですか?

Avie Tevanian氏:ジョブズは、素晴らしい偉大な製品を作りつづけることを大切にしている人です。それが出来る環境を整え、実現した人に対しては十分に答えてくれます。だから一緒に仕事をしています。

〜NeXTユーザーへなにか一言いただけますか?

Avie Tevanian氏:とても昔から、私たちのテクノロジーを信頼してくれたことに感謝を申し上げたいと思います。ありがとう。これからもアップルを愛用し続けてくれるなら、MacOS Xは十分なプレゼントになるでしょう。

〜最後に、ソフトウェアばかりがもてはやされ、ハードウェア技術者はその陰に隠れていると思う人が増えていますが、Appleのハードウェア担当副社長としてJon Rubinstein氏はどうお考えですか?ちょっと勇気のいる質問ですね

Jon Rubinstein氏:私の考えはむしろ、ハードウェアとソフトウェアが密接に協力しあえる環境からこそ、すばらしい製品が生まれるのだと思います。工業デザインに始まり、メカニカルエンジニアへ、そしてデバイスレベルソフトウェアがあって、オペレーティングシステムへ、アプリケーションソフトへと一連となっていく流があります。ハードウェアとソフトウェアが垣根無く一緒にうまく機能することで、初めてすばらしい製品が完成するのです。

アップルが現在こうあるのは、チームとして、クロスファンクションな形で物事に取り組んでいるからなのです。iMoveや長時間のバッテリー駆動を可能とする電源管理などはよい例ではないでしょうか。

だからこそ、チームとして製品開発に取り組んみ、またそれが出来きることを大変誇りに思っています。iMacやiBook、そしてPowerBookやPowerMacが、カスタマーにとても好評に受け入れてもらっている事実こそ、ハードウェアエンジニアにとって最大級の賛辞であると思っています。

きょうはどうもありがとうございました。

16日 幕張にて

実は、今回発表されなかったマルチプロセッサ機について、どういう未来があるのか聞きたかったのですが、時間が許さなかったようです。

17/Feb

PISMO(2)

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PowerBook Computer Developer Noteが公開されました。それを参考にPowerBookの仕様をみてみましょう。

その前にアップルのハードウェアを担当するJon Rubinstein氏が私たちの問いに対しこう語ってくれました。

〜UMAの達成について

インサイドアーキテクチャということで、2年前から四つのプロダクトラインナップに関して取り組んできました。現在、それぞれにほぼ同じハードウエアアーキテクチャと、ローレベルソフトウエアアーキテクチャを実現できました。そういう意味では大きな達成感をもっています。

 ユニバーサルアーキテクチャを達成したことによって、将来はさらに迅速にイノベーションを実現できるでしょう。

 また、信頼性を高め、あるいは堅牢度を強固にすることにおいても役に立ちます。なぜなら、一つのものでバグ修正をすれば四つのプロダクトラインすべてに反映されることになるからです。これは、クオリティの劇的な改善になると考えています。。

〜UMAラインナップの達成後の次の目標は?

UMAの達成が終着点ではありません。われわれが達成したのは、まだ第一ステップなのです。これから、この第一ステップを足がかりにして、製品を継続的にどんどんよくしていくきます。その長い道に入ったにすぎません。

 みんながアップルに勤めて仕事をしているのは、やはり、みんな世界で一番ベストなコンピューター製品を作ろうとして取り組んでいるのです。これからも継続して、難しい道を歩んでいきたいと思います。

16日 幕張にて

fig.1 PowerBook 500/14、Heat shieldを取り外したところ。CPUの上にはヒートシンクとそれから伸びるヒートパイプがある。またCPUはDaughter Card形式を踏襲する。また両面とも2inchハイトのSO-DIMM SDRAMが搭載できる。PowerBook Computer Developer Noteより 18/Feb 一部訂正

それでは追加情報といきましょう。

Expansion Bayの互換性

Expansion BayはPowerBook G3 Series 1999と互換性があります。サイズ、端子構造、電気的互換性が存続しました。(内蔵ハードディスクへはATA-66で接続されていますが、Epansion Bayのほうへは従来通りEIDEの規格で信号が出ています。高速ハードディスクを搭載する場合は注意が必要です。2/Mar 加筆)

2inch SO-DIMMを2枚搭載可能

CPU Daughter Cardの形状の変更から、Card裏側のスロットにも2inchのSO-DIMMが搭載できるようになりました。初期のPowerBook G3 Seriesに搭載されている非PC100 SDRAMは、そのアクセススピードの問題で搭載できませんが、最近のSO-DIMMでPC100対応なら搭載できるでしょう。

アーキテクチャ

先日、発表直後の予想図との一番の相違はPCI-PCIブリッジの有無です。KeyLargoとの接続を贅沢に64bitとしているのではないかという予想ははずれてしまいましたが、Ethernet及びFireWireがUni-North IC内部のDMAを利用することは予想通りでした。全体的にはPowerBook G3 Seriesというよりも、スピードバンプしたiBookに近いアーキテクチャと言えるかも知れません。

しかし、ATA-66の搭載、メモリクロックの100MHz化など基礎体力の増強がはかられ、今後PowerPCのクロック数がもう少し上昇しても通用するアーキテクチャだと思われます。

16/Feb

PISMO!

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新しいPowerBook G3 Seriesが発表されました。

その技術情報などの詳細については発表がされていませんが、ある程度のスペックがはっきりしました。現在得られている情報を集めて、その内部構造について、考察してみたいと思います。

外見は現在販売されているPowerBook G3 Seriesと大きな違いは有りません。重量はDVD ROMを搭載した状態で2.8Kgです。

液晶下のロゴデザインが少し変化し、PowerBookの文字のみとなりました。

fig.1 PowerBook 500/14

搭載されるインターフェースはFireWire×2、USB×2、100/10 Base-T, S-Video,Monitor,modem,音声入出力、赤外線ポートと、現在のインターフェースからSCSIを取り除き、FireWireを搭載したことになります。

内蔵できるハードディスクは厚み12.5mmまでの2.5インチハードディスクで、最大18Gbyteのハードディスクを搭載可能であり、ATA-66インターフェースとなるため、その最大データ転送速度は現状の4倍となり、高性能ハードディスクの性能を余すところ無く使用できます。

fig.2 PowerBook 500/14のインターフェース

最大搭載メモリ容量は512Mbyteであり、現在と同じSO-DIMMが2枚使用できます。

AirMacカードコネクタとアンテナは内蔵されています。

PCMCIAカード、CardBUSカードインターフェースはType 2まで、一つとこれまでと変化はありません。

DVDビデオ再生は、RAGE mobility 128のDVD Video支援回路を利用しつつ、PowerPC G3によるソフトウェア再生となります。

価格はPowerBook G3 400/14/DVD(cache 160MHz)、6GByte HardDiskで298000円、PowerBook G3 500/14/DVD(cache 200MHz)、12GByte HardDiskで398000円です。

fig.3 PowerBook G3 400/14のブロック図

fig.4 PowerBook G3 500/14の内部アーキテクチャ(想像図)

内部アーキテクチャはfig.3に示します。これはあくまでも想像図ではありますが、従来のLombardとの違いを見てみましょう。グラフィックチップの接続形態がPCI経由から2×AGP接続になり、ATI RAGE Mobility 128が使用されていることと、メモリバスの周波数が100MHzになったことが全体のパフォーマンス上昇に寄与するでしょう。キャッシュ速度は500MHzのPowerPC G3を搭載したPowerBook G3 500/14では実に200MHzに達し、Appleの純正ポータブルハードウェアとして初めて、大台に乗ったことになります。

また、Uni-Northはその複雑な構造からPCIに64bit幅のピン数を確保することが出来ず、32bitを、倍の周波数66MHzでデータを転送し、それをPCI-PCIブリッジチップでKeyLargoとのデータバンド幅を上昇させ、その結果IDEハードディスクと最大66Mbyte/secの転送速度を実現していると考えられます。

これは、高性能2.5inchハードディスクの最大データ転送速度が既に16Mbyte/secを越え、その性能を生かし切れていないLombardなどの旧PowerBook G3 Seriesのアーキテクチャと比較すると、理にかなった、もしくは贅沢な設計と言えるでしょう。

現在、独自ルートでアップルハードウェアのキーパーソンであるAvie Tevanian氏とJon Rubinstein氏へハードウェアアーキテクチャについて意見を伺っています。何か情報が得られた場合、このホームページで御紹介しましょう。

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メディカル マッキントッシュ

medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002,2003,2004
Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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