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本日の未明に公開したハードウエア技術担当のJon Rubinstein氏コメントいかがだったでしょうか。 もう一人忘れてはならない人物がいます。ソフトウエア技術担当のAvie Tevanian氏にも話を伺うことができました。私は8年以上前にNeXTSTEPにあこがれ、その時から今でもNeXTのソフトウェア技術のずば抜けた高さを信じて疑いません。MacOS Xと言う形で世界最大のRISCプロセッサ市場に返り咲こうとしている開発主任であるAvie Tevanian氏に対し、いくつかの質問をしてみることにします。
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Expansion Bayの互換性 Expansion BayはPowerBook G3 Series 1999と互換性があります。サイズ、端子構造、電気的互換性が存続しました。(内蔵ハードディスクへはATA-66で接続されていますが、Epansion Bayのほうへは従来通りEIDEの規格で信号が出ています。高速ハードディスクを搭載する場合は注意が必要です。2/Mar 加筆) 2inch SO-DIMMを2枚搭載可能 CPU Daughter Cardの形状の変更から、Card裏側のスロットにも2inchのSO-DIMMが搭載できるようになりました。初期のPowerBook G3 Seriesに搭載されている非PC100 SDRAMは、そのアクセススピードの問題で搭載できませんが、最近のSO-DIMMでPC100対応なら搭載できるでしょう。 アーキテクチャ 先日、発表直後の予想図との一番の相違はPCI-PCIブリッジの有無です。KeyLargoとの接続を贅沢に64bitとしているのではないかという予想ははずれてしまいましたが、Ethernet及びFireWireがUni-North IC内部のDMAを利用することは予想通りでした。全体的にはPowerBook G3 Seriesというよりも、スピードバンプしたiBookに近いアーキテクチャと言えるかも知れません。 しかし、ATA-66の搭載、メモリクロックの100MHz化など基礎体力の増強がはかられ、今後PowerPCのクロック数がもう少し上昇しても通用するアーキテクチャだと思われます。 |
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AirMacカードコネクタとアンテナは内蔵されています。 PCMCIAカード、CardBUSカードインターフェースはType 2まで、一つとこれまでと変化はありません。 DVDビデオ再生は、RAGE mobility 128のDVD Video支援回路を利用しつつ、PowerPC G3によるソフトウェア再生となります。 価格はPowerBook G3 400/14/DVD(cache 160MHz)、6GByte HardDiskで298000円、PowerBook G3 500/14/DVD(cache 200MHz)、12GByte HardDiskで398000円です。 fig.3 PowerBook G3 400/14のブロック図 fig.4 PowerBook G3 500/14の内部アーキテクチャ(想像図) 内部アーキテクチャはfig.3に示します。これはあくまでも想像図ではありますが、従来のLombardとの違いを見てみましょう。グラフィックチップの接続形態がPCI経由から2×AGP接続になり、ATI RAGE Mobility 128が使用されていることと、メモリバスの周波数が100MHzになったことが全体のパフォーマンス上昇に寄与するでしょう。キャッシュ速度は500MHzのPowerPC G3を搭載したPowerBook G3 500/14では実に200MHzに達し、Appleの純正ポータブルハードウェアとして初めて、大台に乗ったことになります。 また、Uni-Northはその複雑な構造からPCIに64bit幅のピン数を確保することが出来ず、32bitを、倍の周波数66MHzでデータを転送し、それをPCI-PCIブリッジチップでKeyLargoとのデータバンド幅を上昇させ、その結果IDEハードディスクと最大66Mbyte/secの転送速度を実現していると考えられます。 これは、高性能2.5inchハードディスクの最大データ転送速度が既に16Mbyte/secを越え、その性能を生かし切れていないLombardなどの旧PowerBook G3 Seriesのアーキテクチャと比較すると、理にかなった、もしくは贅沢な設計と言えるでしょう。 現在、独自ルートでアップルハードウェアのキーパーソンであるAvie Tevanian氏とJon Rubinstein氏へハードウェアアーキテクチャについて意見を伺っています。何か情報が得られた場合、このホームページで御紹介しましょう。 |
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