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海外からの投票も徐々に集まってきています。お礼申し上げます。 ずいぶん前から続けています 最強のWallstreetを創る アンケートですが、この組み合わせはけして「仮想」ではありません。実機を購入し、実際に運用できるかどうか調査、データを計測しつつ徐々に「最強」を模索しております。読者のかたから「RAIDは18Gの2連装が最強ではないですか?」とか「内蔵ハードディスクは25Gbyteではありませんか?」というおしかりのメールが届いております。ありがとうございます。どしどし強化しますので気長にお待ち下さい。
fig.3 最強のWallstreet、全景。左後方は14Gbyteの2.5inch HardDiskを内蔵するバックアップ用CitiDisk
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まさに「さまよえるEthernet Link Layer」といった様相を呈してきました。まずはFig.1を参照して下さい。これはリーク情報をもとに作成したPowerMac G4 500のArchitecture Block Diagramです。 注目していただきたいのはEthernet及びFireWireのLink Layerの有無と位置です。 Fig.1 PowerMac G4 500のブロック図(リーク情報を基に) さて、つい先日公開されたPower Mac G4 Computer Developer Noteを参考に書き直してみます。それがFig.2となります。FireWire Link Layerが移動しているように見えますが、Uni-North ICの外にあることは変わりません。しかしEthernet Link Layerが消滅し、iBookと同じようにUni-North IC内部に組み込まれています。 Fig.2 PowerMac G4 450のArchitecture Block Diagram、Developer Noteより 細かく観察すると、より広いデータ帯域を得るための工夫が随所にみられます。AGPは言うに及ばずですが、IOコントローラであるKeyLargoに至る道筋に、PCI-PCI BridgeであるDEC21154-66を経由させることで、266MByte/secの幅を確保しています。これはUni-North ICがあまりに複雑になったため、64bitのデータ幅を確保するには「ピン数」が足りない為であると説明されています1)。また32Bitの幅であるFireWire Link Layerを66MHzのPrimary PCI Busに持ってきたのも合理的です。 前に、Mystery of Uni-Northの項目でも述べましたが、おなじ100MHzのUni-Northを使用するiMac DVでは、Ethernet、FireWireの両方のLink LayerがUni-North外部に接続されてたのですが、PowerMac G4では、片方だけUni-Northに組み込まれているLink Layerを使用した、もしくは使う「仕様」であるということですね。実機を確認した訳ではないので、確実なことは言えません。iMac DVのDeveloper NoteにはFireWire,Ethernet両インターフェースのLink LayerがUni-North ICに含まれるという内容ですが、実際にはドータカードに別チップとして載っていたという経緯がありますので。
こうやって考えると、Uni-Northの安定性が上昇してきたと考えるべきでしょう。私が予想したUni-North内部の構造を示します。(Fig.3)おそらく目標はこれで、現在安定動作が出来ないのでFireWire Link Layerが利用されていないだけだと考えています。 fig.3 Uni-North IC内部のブロックダイアグラム予想図 バグフィックスが終了すれば、このチップが次期パワーブック「Pismo」に搭載されるでしょう。しかし、最初にiBookで66MHzのEthernet Link Layerが実現、つぎのiMac DVでは100MHzにした関係でEthernet Link Layerをあきらめ、バージョン2のPowerMac G4でやっとEthernet Link Layerが使えるようになったという雰囲気です。この順番で行くと66MHzのUni-NorthでFireWire Link Layerの実現ということになってしまわないかというのが心配ですね。次期Pismoはノートパソコンでは破格の100MHzのメモリバスを実現するという噂。FireWireははずせないでしょうから、外に一個ICを加えて100MHzで出てくるか、最初は66Mhzで出てきて、あとでスピードバンプするか・・・ここらへん、見守っていくことにしましょう。
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