info medical NeXT Mac Mail Search bar NERV

about Macintosh

<- previous next -->

9/Dec

Best of Wallstreet

BBSFAQSearch

海外からの投票も徐々に集まってきています。お礼申し上げます。

ずいぶん前から続けています 最強のWallstreetを創る  アンケートですが、この組み合わせはけして「仮想」ではありません。実機を購入し、実際に運用できるかどうか調査、データを計測しつつ徐々に「最強」を模索しております。読者のかたから「RAIDは18Gの2連装が最強ではないですか?」とか「内蔵ハードディスクは25Gbyteではありませんか?」というおしかりのメールが届いております。ありがとうございます。どしどし強化しますので気長にお待ち下さい。

さて、注文してあったIBM Travelstar 25GS(fig.1)がやっと入荷したという連絡があり、さっそく本体に取り付け、環境を移行しました。

気になる動作音は、「カリカリ」と言う音や、「カコン」というヘッド待避音1)は明らかにTravelstar 14GS(DCYA-214000)よりも大きくなりました。

fig.1 IBM Travelstar 25GS,厚み17mm、5411 rpm、アンフォーマット時容量25Gbyteとどれをとっても世界最大、最速級です。

まだ使用期間が短いためか、「シュワー」という高いピッチの回転音は小さめです。経年変化でこの音は大きくなるので、注意深い観察が必要でしょう。

その速度は前にも触れましたが2)3)、最大読み込み速度が、14.335Mbyte/secに達しており、速度向上を体感できます。(fig.2)

この機能強化に伴い、「最強の〜」のベースモデルの更新を行いました。

fig.3は「最強の〜」のシステム全景です。左からCD-ROM、ZIP、XcarEt Pro、Floppy、XcarEt Pro、SuperDisk、Batteryが並び、本体内部には左にBattery、右にはDVD-ROMが入っています。

基本的には筐体から大きくはみ出るアイテムは含めておりません。今後、PowerBook G3 Series用内蔵型CD-R/RW WR420なども取り入れていく予定です。なにか面白いアイデアなどございましたら、ご意見賜りたいと存じます。

fig.2  IBM Travelstar 25GSをHFS+の2つのパーテーションに分割フォーマットし、その外周側のパーテーションでベンチマークを実行。他の条件は他に同じ。

fig.3 最強のWallstreet、全景。左後方は14Gbyteの2.5inch HardDiskを内蔵するバックアップ用CitiDisk

参考

  1. FAQ:HardDisk Noise、ハードディスクからの異音
  2. Travelstar25GS、Travelstar25GSについて、速度予測 13/Aug 1999
  3. Travelstar25GS(2)、驚異!Travelstar 25GS 15/Oct 1999

4/Dec

Uni-North with G4

BBSFAQSearch

まさに「さまよえるEthernet Link Layer」といった様相を呈してきました。まずはFig.1を参照して下さい。これはリーク情報をもとに作成したPowerMac G4 500のArchitecture Block Diagramです。

注目していただきたいのはEthernet及びFireWireのLink Layerの有無と位置です。

Fig.1 PowerMac G4 500のブロック図(リーク情報を基に)

さて、つい先日公開されたPower Mac G4 Computer Developer Noteを参考に書き直してみます。それがFig.2となります。FireWire Link Layerが移動しているように見えますが、Uni-North ICの外にあることは変わりません。しかしEthernet Link Layerが消滅し、iBookと同じようにUni-North IC内部に組み込まれています。

Fig.2 PowerMac G4 450のArchitecture Block Diagram、Developer Noteより

細かく観察すると、より広いデータ帯域を得るための工夫が随所にみられます。AGPは言うに及ばずですが、IOコントローラであるKeyLargoに至る道筋に、PCI-PCI BridgeであるDEC21154-66を経由させることで、266MByte/secの幅を確保しています。これはUni-North ICがあまりに複雑になったため、64bitのデータ幅を確保するには「ピン数」が足りない為であると説明されています1)。また32Bitの幅であるFireWire Link Layerを66MHzのPrimary PCI Busに持ってきたのも合理的です。

前に、Mystery of Uni-Northの項目でも述べましたが、おなじ100MHzのUni-Northを使用するiMac DVでは、Ethernet、FireWireの両方のLink LayerがUni-North外部に接続されてたのですが、PowerMac G4では、片方だけUni-Northに組み込まれているLink Layerを使用した、もしくは使う「仕様」であるということですね。実機を確認した訳ではないので、確実なことは言えません。iMac DVのDeveloper NoteにはFireWire,Ethernet両インターフェースのLink LayerがUni-North ICに含まれるという内容ですが、実際にはドータカードに別チップとして載っていたという経緯がありますので。

MYSTIC ROOMのTAK氏よりメールを頂きました。Sawtooth実機を調べるとi21143(Ethernet Link Layer)が搭載されているそうです。またしてもDeveloper Noteと実機の間に相違があったというべきでしょう。

こうやって考えると、Uni-Northの安定性が上昇してきたと考えるべきでしょう。私が予想したUni-North内部の構造を示します。(Fig.3)おそらく目標はこれで、現在安定動作が出来ないのでFireWire Link Layerが利用されていないだけだと考えています。

fig.3 Uni-North IC内部のブロックダイアグラム予想図

バグフィックスが終了すれば、このチップが次期パワーブック「Pismo」に搭載されるでしょう。しかし、最初にiBookで66MHzのEthernet Link Layerが実現、つぎのiMac DVでは100MHzにした関係でEthernet Link Layerをあきらめ、バージョン2のPowerMac G4でやっとEthernet Link Layerが使えるようになったという雰囲気です。この順番で行くと66MHzのUni-NorthでFireWire Link Layerの実現ということになってしまわないかというのが心配ですね。次期Pismoはノートパソコンでは破格の100MHzのメモリバスを実現するという噂。FireWireははずせないでしょうから、外に一個ICを加えて100MHzで出てくるか、最初は66Mhzで出てきて、あとでスピードバンプするか・・・ここらへん、見守っていくことにしましょう。

参考

  1. Apple:Power Mac G4 Computer Developer Note
  2. Mystery of Uni-North,Uni-Northの謎 7/Nov 1999
<- previous next -->

 

メディカル マッキントッシュ

medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002,2003,2004
Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
Privacy and Security Policy

ご自由にリンクして下さい。

アップルおよびアップルのロゴは、アメリカ合衆国およびその他の国々におけるApple Computer,Inc.の登録商標です。

POWERBOOK ARMYおよびmedical macintoshは、独立したユーザグループで、アップルコンピュータ株式会社が権限を与えた団体、支援する団体、またはその他に承認する団体ではありません。