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Lombard用のVST New 1999 PowerBook G3 Series Hard Driveは1)、PowerBook G3 Series(wallstreet)用のXcarEt Media Bay Hard Drive for Wallstreet2)に当たる製品です。
fig.2 PowerBook G3 333/14のブロック図3) さて、開封直後からトラブルが発生しました。Media Bayに挿入しても認識されません。ドライブ設定でフォーマットを試みましましたが、ドライブを認識するにも係わらず、論理フォーマットを行うとフリーズしてしまいました。何度目かの試行後、MacOS標準の初期化を促すダイアログが出現。フォーマットが出来たあとは、ドライブ設定も可能となりました。通常のコピーなど問題は無いようにみえましたが、ベンチマークテストが途中でフリーズしてしまうのです。これは、後に御紹介するメールでも報告されており、私が調査した2台のLombard、PowerBook G3 400/14,PowerBook G3 333/14を加えて3台の機体で発生し、どれもペンチマークを取り終えることなくフリーズしてしいます。 fig.3 内蔵6G Hard Diskとの比較、点滅している部分は測定不可、System Infoにて4) 比較対照はPowerBook G3 400/14で標準で内蔵された工場出荷状態(起動ディスク、アプリケーションなど追加せずに購入直後に測定した)のTravelstar 6GT(DADA-26480)です。赤で点滅している部分は、4回試行してもフリーズするために検査できませんでした。(Fig.3)速度的には十分なものであるのは判ります。しかし、安定動作に不安が残るのは否めません。 調査のため15000個の3.6Gのファイルをファインダー上でコピーしましたが問題は発生しませんでした。しかし、問題を指摘する報告もあります。 いち早くVST New 1999 PowerBook G3 Series Hard Drive(6Gbyte)を購入したひろ氏は次のように伝えています5)。
ベンチマークテストが最後まで出来ないのは異常です。ひろ氏は大量コピー時にフリーズを経験し、継続使用に不安を感じて、CitiDISKにFUSITSUのディスクを移植し、IBMのドライブをVST New 1999 PowerBook G3 Series Hard Driveに入れて、現在どちらのディスクも安定して使用しているそうです。この問題は「動作不安定」という部類のものであり、今後の注意深い観察が必要かと思われます。購入予定者は続報を待つことをお勧めします。
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IBMは2.5インチハードディスクの密度を上昇させ、より大容量の製品を発表しました1)。これまで2.5インチでは私が実際に使用中のTravelstar 14GS(DCYA-214000)が最も大きく2)、14GByteでしたが、今回発表になったIBM Travelstar 25GSは25GByteです。 一般に容量が大きくなるとハードディスクは高速になると言われています。しかし、実測すると必ずしもそうならないのは前に述べました3)。そこで、これまで調査したデータを整理し、IBM Travelstar 25GS(Fig.1)を搭載した場合の改善を予測してみることにします。
予測値(Kbyte/sec)=-219.509+0.934×(ディスク回転数(rpm)×√データ密度(Gbit/inch2)) =-219.509+0.934×(54115)×√8.85)) =14741Kbyte/sec この数字は実にTravelstar 14GS(DCYA-214000)に比べ47%の向上になります。 しかし、メディア転送速度は、これまでTravelstar 14GS(DCYA-214000)の15.6Mbyte/sec2)が最大でした。これが、IBM Travelstar 25GSでは22.65Mbyt/sec5)にもなります。現在搭載されるI/O ControllerであるHeathrowや6)、LombardのPeddington7)でもATAの最転送速度16.6Mbyte/sec止まりとなるため、その性能の全てを出すことは難しくなるでしょう。iBook搭載予定のKeyLargoで初めて33.3Mbyte/secとなりその性能を発揮することになるるわけです。(Fig.5)近い将来KeyLargoを搭載したSCSIレスのパワーブックが発売されるでしょう。 fig.5 iBookのブロック図
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実は、つい先日Batteryの充電が出来なくなりました。iModeのページではその不具合についての私見を述べました。その不具合について再掲致します。しかし、この考え方には明らかな間違いが含まれている可能性があります。 PowerBook G3 Seriesの充電機構は大変複雑で、本体の消費電力予想をたてた上で、充電に回せる電力を細かく調節しながら、充電します(1,(2。また、バッテリー自体に情報チップを搭載し、過充電、過放電を防止しているようです。 しかし、注意すべきはバッテリー本体に搭載される、インジケーターを含む残量表示装置は、あくまでもPowerBook G3 本体に内蔵されるPMUよりの指令で、情報を記録していると言うことです。バッテリー内部には電圧センサーなど独自に充電状態を調査する装置は含まれていないようなのです。 従って、次のようなトラブルが起こる可能性があります。バッテリーを使い切ったときに、数回無理な起動を行ったり、放置したりします。すると、PMUが充電を開始したときに、所定の電圧上昇が得られないとそのバッテリーが既に過充電にあるのではないかと誤認してしまう様なのです。誤認がおこると、PMUはバッテリーの情報チップに「すでにフル充電ある」という情報を送り込みます。 間違った情報が書き込まれたバッテリーを使用すると、PMUは安心して残り少なくなったバッテリーから電源を供給しようとして、さらに傷口を広げる結果となるのです。 この問題の解決には、PMUのリセットとバッテリーのリセットの二つが必要です。PMUのみのリセットでは不十分のことがあるのです。回避方法としては、PMUのリセットを行い、バッテリーを挿入して充電情報が正常になった時を見計らって、バッテリーを抜き取り、もう一度PMUのリセットを実行する。そして、バッテリーを挿入して充電する。これを数度繰り返えす必要がありました。 PMUリセットを何度も繰り返すのは骨が折れるだけではなく、他の重要な情報も消去されるのであまりお勧めできません。PB G3 Battery Resetがそのために発表された様です。 まず、このアプリケーションが必要な人は限られます(3,(4。
上記の全ての条件がそろったとき、必要な場合があるとお考え下さい。というのも、このアプリケーションは強制的にバッテリーの情報チップをリセットします。必要がない、もしくは適切ではない状態でおこなうことはお勧めできないばかりか、バッテリーセルの破損に繋がりかねません。 しかし、これのトラブルは長期旅行に出かけたあとや、通常AC電源のみで使用しているPowerBookには起こり得るトラブルと考えられます。
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40日前にPalmPAD for PBG3を張り付けて使用中です(1。初め手になじむまで、若干べたべたした手触りでしたが、現在は「さらさら」して、感触もとてもよくなってきました。通信販売が主ですが(2、東京・秋葉原のAmuletではデモマシンに直接触れることが出来ます(3。
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