29/nov

Soft DVD player

フランスのフリーソフトとしてソフトウェアによるDVDプレイヤーが今週半ばに発表されていました。まだ音声が出ず、再生スピードも実時間ではないのですが、実験してみないわけには行かず、本日右側のCD-ROMをDVD-ROMに交換してみました。DVDソフトを入れると、DVDのロゴの入ったCDアイコンがデスクトップに出現、一瞬うまくいくかと思わせましたが、実際は期待から大きくはずれて、やっと内容が確認できるかなぁ、といったレベル。もう少し様子を見てみる必要があるようです。

DVD-Player 0.90.02beta

28/nov

Over Heat

クロックアップによる弊害の一つでMPU内温度の上昇が挙げられます。現在の設定で、バッテリー駆動時にはプロセッササイクリングを許可しているので、最高76度ぐらいで抑えられ、スピードに不満はありません。AC電源駆動時はプロセッササイクリングを許可しないので、アイドリング時もMPUの温度上昇は続き、約76度付近で安定しますが、3Dレンダリングや連続演算処理をさせると80度に達します。80度での不安定を指摘する人もいますので、この温度は問題あるかもしれません。まだ、24時間連続稼働チャレンジテストなどは未施行なので、今度ご報告します。

さて、G3/300購入の夜、ファイル移動時の連続稼働での熱暴走を報告いたしましたが、原因が判りました。これはキーボードをロックするチャックが不完全で、キーボードが浮き、放熱が不十分であったため起こったようです。その後、きちんとロックすることで同じ様な暴走は見られなくなりました。このことに着目して、キーボードとCPUカバーの間にアルミ箔をおいて放熱効果を高めようともくろみましが、うまくいきませんでした。何か良い素材がないか、もう少し探してみることにします。

25/nov

Clock up!

クロックアップをしてみました。PowerBook G3 300はベースクロック66MHzで、その4.5倍の300MHzに設定してあります。それをベースクロックをそのままに、5倍の333MHzへ。そのままではキャッシュクロックが1:2.5の133MHzに落ち着いてしまうので、1:2へ変更。166MHzにオーバーライドしました。発熱と、バッテリー駆動時間の減少は仕方がないですが、とりあえず問題なく稼働しています。下の結果はMacOS8.5、ストックの状態が一番下の300/8.5/sdで、現在のコンフィグレーションは一番上のCurrent systemになります。参考として300/200は、MacOS8.1で、バックサイドキャッシュクロックを200MHzに設定したもの。グラフィックスでも5%、CPUで約8%の速度上昇があります。体感スピードは余り変化無し。リスクの割には自己満足といったところです。後日、改造の参考となったページを御紹介したいと思います。

21/nov

Updater

二つの重要なコンポーネントのアップデーターが発表されていました。一つはMicrosoft Office 98、そしてSpeedDoubler8です。Office98に関しては英語バージョンはMacOS8.5発売と同時に発表されていたものの日本語版。そしてSpeedDoubler8は英語版のアップデータです。

Microsoft(R) Office 98 Macintosh(R) Edition

Mac OS 8.5対応プログラム

Speed DoublerTM 8 Version 8.1.2
  • メニュー表示の不具合
  • 通貨記号の表示の正常化
  • Word98で、文字行間の不具合
  • Word98での高速保存&自動保存時のバグ
  • Faster File Copyingでspringフォルダーへのコピーの不具合
  • Navigation Serviceが開いてる状態でのクラッシュ
JA_Office98Updater.bin
Speed Doubler 8 Updater

20/nov

Battery

ラップトップを使用していると電源についてそれほど気になることはありません。これだけの大きさになると、移動できるデスクトップ的な使い方がメインになるので、ACを使うことが殆どになるためです。しかし、サブノートとなるとそうはいかないでしょう。私もVAIO505を使っていたとき、実質50分しか持たない標準電源にはすぐ限界を感じ、L-Batteryを装着。約2時間強の稼働時間を確保して使っていました。G3にアップグレードした2400のユーザーは、バッテリーの持ちがだいぶ短くなったとこぼしています。G3にアップした1400ユーザーはその稼働可能時間が20分といいますから、無停電源を装備しているデスクトップと考えた方がいいかもしれません。5300ceは、二つのハードディスクを装着していたとはいえ、VSTの40%強化電池に換装してやっと1時間でした。

今回の電源部焼失のアクシデントにめげず、内蔵電池を2つにしてみました。その結果駆動可能時間は2時間以上使ってもまだ3時間を示し、左バッテリーは100%の出力を保っています。プロッセサクロックダウンは許可せず、ハードディスクスピンダウン時間3分と長めに設定。途中で止まるのは作業効率が低下しますから。ただ、CDを取り外したデメリットもありますが、さらなる重量増は仕方かがないとあきらめる必要があるのでしょうか。内蔵電源での3時間の駆動を保証した上で、消費電力を下げて電池の軽量化を進めればもっと軽くなるでしょう。それにはCPUだけが消費電力を下げても焼け石に水。全体の消費電力の低減が望まれるところです。

Name

Macintosh PowerBook G3 Series Lithium Ion Rechargeable Battery

Model Number

M4685

値段

\29800+Tax(ポイントカードによる値引きで実質\26224+Tax)ビックカメラで購入

weight

batteryを2つ装着した状態で3790g重い・・

13/nov

Lonestar2

ある情報によりますと、BOOSTER PB2400/320にはLonestarが使われているそうです。ちなみに240の写真にはモトローラの750が使われていますね。ということは240MHz版と320版ではCPUの調達メーカーが違うということみたいです。あくまでも噂の域を越えることはないと思いますが・・・2400ユーザーの方は楽しみですね。

ところで、この消費電力だけをみれば発熱問題などをクリアしつつ、PowerBook G3シリーズに400MHz/キャッシュ200MHz駆動が理論上は無理でないよう感じます。キャッシュの方は200MHz駆動が現状で可能ですから、あとはオンボードROM問題ですね。アップル純正アップグレードを待つしか無いのでしょうか。

12/nov

Scapegoat

1.5インチハイトのSDRAMを探して秋葉原を数件回りました。ここで問題なのは標準の128 Mbyteの(2)を生かしたまま増設できるかという問題です。

というのも、ご覧のように表側(CPU側)についている(2)のDIMMは64 Mbit SDRAMを16個使っているわけですが、増設する高さが1.5インチのDIMMは128 Mbit SDRAMを8個使った物だからです。

メモリへのアプローチですが、ヒートシンクカバーは2カ所の通常ねじで固定され、(1)の部分にピアノ線の取っ手があって、それを引っ張るとはずれます。

CPUボードは(3)に2カ所の爪があり、(2)の裏側にあるソケットで固定されています。向かって右側からこじ開けるとはずれてきます。

右は、CPUボードの裏面です。このように純正のDIMMは64 Mbit chipを8個使用した64 Mbyteです。これを2カ所の留め金からはずし抜き取ります。

(1)の幅を比べてみると、GREEN HOUSEのDIMMは高さが純正よりも低いことが判ります。

こちらが交換済みの状態です。128 Mbit SDRAMが裏表で計8個使われています。

使用したのはGREEN HOUSE社のGH-SDG128MAで、その後問題なく計256 Mbyteとして認識され、特に問題なく使用できました。

これを購入するに当たり、ショップの対応は「対応機種にG3/300が明記されているので駆動には問題ないはずだ」という極まっとうな答えでした。が、「純正のRAMとの共存は出来ますか?」との問い合わせに対し、「メーカーが保証しているから大丈夫でしょう」という答え。「動いたという話はありますか?」に対しては、不明であるとの回答でした。

ではメーカーに問い合わせてみました。

  • I-O DATA 対応製品であるので取り付けには問題ない、純正とは共存は保証しない。と最初答えたがその後、問題ないと前言を翻す。この間約20分以上のやり取り。最初は歯切れが悪いが、最終的には問題ないとの回答を得た。窓口担当はヤマグチ氏、公開については了解をえました。
  • GREEN HOUSE 「担当に変わります」、そのあと20秒で担当者に繋がり、「そのような(純正との共存で)条件での動作保証です。問題ありません。」と大変簡潔な回答をえる。やはり、サポートの対応が良いと、安心できます。まよわずこちらを選択しました。

仮説その2

消費電力の計算の大前提として最大消費電力であるという仮定があり、それが大きな落とし穴になっていたようです。そこで、今度はプロセッサーボードの表記消費電力が通常消費電力であるという仮定のもとに仮説を進めてみます。まずページから新たなデータを持ってきます。

ベンダー

名称

clock

キャッシュsize

キャッシュclock

消費電力

interware

BOOSTER4400 G3 240

240

512K

120MHz

8.25w

BOOSTER4400 G3 300

300

1M

150MHz

9.9w

ここで、発表時期から低消費電力バージョンでないG3が使用されているとして、その消費電力は通常消費電力であるとすると、BOOSTER4400 G3 300のCPU以外の周辺チップの消費電力は、

9.9-6.4=3.5w

になります。これらのチップを160MHzで駆動するので単純計算をすると、320MHzバージョンが存在するとすれば、

3.5×160/150=3.73w

ここで再びBOOSTER 2400 G3 320に登場願うと、CPUに割り当てられる消費電力は

8.25-3.73=4.52w

通常消費電力が4.5w前後の333MHzG3を探すと、モトローラのMPC750Pが再度登場しました。でもこれはBOOSTER 4400とBOOSTER 2400の構造がそう違わないと言う仮定に基づいているで、不正確きわまりない意見には違いありませんが・・Interwareの人が万が一見ていたら、種明かしして下さい、お願いしまぁす。

11/nov

Lonestar

銅配線の新技術を使い、アルミ配線より抵抗を下げることで、より集積度を上げても抵抗値が上昇しないようにする技術をIBMが他のチップメーカーよりも約半年進んだ形で製品化してきました。それがPowerBook2400のアクセラレーターとして搭載されるのではないかという憶測があります。さて、検証してみましょう。

ベンダー

名称

clock

core電圧

I/O電圧

消費電力

特徴

SPECint95

SPECfp95

IBM

Lone star

333

1.9〜2.1v

3.3v

3.7/4.7w

0.22μ銅配線、6層

16.0

10.9

350

1.9〜2.1v

3.8/5.0w

16.7

11.4

366

1.9〜2.1v

3.9/5.2w

17.2

11.1

400

1.9〜2.1v

4.1/5.7w

18.8

12.2

Motorola

MPC750P

300

1.9v

3.3v

3.4w

0.25μと0.29μ、busは100MHz対応

333

2.05v

366

2.05

5.0w

16.1

9.9

MPC750A

300

2.9v

3.3v

6.4/8.9w

0.29μ、5層

モトローラは既存の技術の延長でコア面積とコア電圧の縮小から消費電力をを下げています。両社のホームページからのでデータを表にまとめて見ましたが、少し空欄があるので類推していきましょう。

前にも述べたようにモトローラの技術ははこれまでの延長と考えるなら最大消費電力と最小消費電力の割合は既存のデータに近い物になるでしょう。コア電圧の同じ366MHzのチップから推測される333MHzの通常消費電力は、

5.0×333/366=4.5

最大消費電力と最小消費電力のプロフィールがこれまでの既存のMPC750Aに近い物とするならばMPC750Pの最大消費電力は、

4.5×8.9/6.4=6.25

というように、モトローラの省電力タイプのMPC750Pの333MHz版の消費電力は4.5/6.25wと予想されます。

ベンダー

名称

clock

core電圧

I/O電圧

消費電力

特徴

SPECint95

SPECfp95

IBM

750

233

2.5v

3.3v

5.6/8.8w

0.25μ5層

11.0

8.1

さて、BOOSTER PB2400 G3 240/320の消費電力はそれぞれ9.9w、8.25wです。おそらく240MHz版はこれまでと同じチップを積んでいるとすると512Kキャッシュ分の消費電力は、

9.9-8.8=1.1(w)

となります。BOOSTER PB2400 G3 320は1MByteのキャッシュを搭載しているので、単純に2倍して残った消費電力がCPUの分とすると、

8.25-(1.1×2)=6(w)

実際は他の周辺チップがあるのでもう少しキャッシュの消費電力は小さくなると予想されます。すると消費電力6ワット前後のCPUが当てはまるとすると、モトローラのMPC750Pあたりが筆頭になり、Lonestarの最大4.7wとは1ワット以上の開きがあります。

最後にBOOSTER PB2400のアップの写真がInterwareのページありますが、Lonestarのダイサイズは5.14mm×7.78mmの40mm2であり、これまでの7.56×8.79mmの67mm2より小さくなっています。写真のチップ表面の型板がマスクされ読めませんが、チップサイズは67mm2ですね。でもこれ、基板のプリントをみると233MHz版の写真のようですので、320MHz版ではなさそうです。さて、BOOSTER PB2400/320は銅配線なのでしょうか?それとも

9/nov

Memory chip

11月8日に秋葉原を散策、前から気になっていた1.5inchハイトのSDRAM DIMMの相場を調べに行って来ました。すると、某ショップの人の話では、表と裏に同じDIMMをつけないと旨く動作しないというのです。タイミングの問題でそういうことが起きるのであれば納得できますが、192Mbyteを256Mbyteに増設仕様ともくろむ私としては、たった64 Mbyteの増設に結果的に9万円弱の出費となってしまうので今回は見送りました。実際のところはどういう物なのでしょうか。マザーボードのクロックが66MHzに落としてある新PBG3でも動作しないのでしょうか?どなたか詳しくご存じのかたは情報をお待ちしています。

4/nov

DVD

DVD映画をスムーズに見ることが何時出来るようになるのでしょうか。AppleサイトにDVDに関してのFAQがありました。日本語版の発売時期についてはもちろん触れられていませんが、仕様はありました。

解像度

720×480

規格

NTSC インターレース

インターフェース

PC Card Zoomed Video(PCMCIAの下のスロット)

オーディオ

DOLBY Digital(AC-3)をDOLBY PRO・LOGIC(2チャネル)へダウンミックス

消費電力

カード部のみで1.5w

これを使えばフルモーションのDVDビデオが鑑賞できるようです。秋葉原を歩けば2、3軒のショップでexpansion bay用のDVD-ROMは5万円半ばで手にはいるのですが、このカードとそれに付属するソフトは日本語版を待つことになります。国別コードをソフトで書き換えるタイプなら本国版を輸入してもいいかもしれませんが、情報がありません。音声のAC-3ですが、台詞用のセンタースピーカが必要なので、パワーブックでは不適当でしょう。でもDOLBY Pro Logicそのものはリアスピーカーの定位がないので、2チャンネルにダウンミックスしたときの雑踏の広がりは期待できないかもしれません。ノートのスピーカーでそこまで要求するのは間違いかもしれませんが、ヘッドホン端子のS/N比の向上したPBG3ではやはり少しもったいないかも。

1/nov

UNREAL

Unreal for Macintosh 1.0の日本語版が普通に購入できるようになりました。早速インストール。Intel的な世界でもとてもハードスペックを要求する代表的なソフトです。標準インストールで自動的にATI RAGE PROを認識しハードウェアレンダリングで動きます。しかし、強烈な要求スペック。フルインストールで400MB強のハードディスクと、メモリは割り当て75MB、推奨は95MBだそうです。それでも800×600画面ではややぎくしゃくし、640×480まで解像度を落として普通です。ドライバーアップデートの折りに、リファレンスとして評価していきたいと思います。

 

Medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002

Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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