昨日付けの私の「P1の新技術」をみて気付いた方もいらしゃるかもしれないが、大きな戦略の変更とも思えるアーキテクチャの変更があったようだ。
そう、ROMの接続位置に大きな変更があった。Boot ROMがPCIバス接続になったのだ。
え？Boot ROMがPCIになったいっても、どうやって起動時のリセットからPCIインターフェースの立ち上げするのか疑問だと思われるかも知れない。昨日の図には実は細かいが、重要な結線が省略されている。（意図して省略したのだが）
実はROMは33MHzのPCIバスに繋がっているが、チップセレクトなど重要な信号は直接memory controlerであるUni-N ICから出ているのだ。
それならなぜ、遅くて細いPCIバスにBoot ROMを押しやったのか。わざわざチップセレクトを特別に用意してまで。
そう、要するにCPUドータカードをモジュール化したときにBoot ROMの搭載位置がドータカードからマザーボードに移動したということだ。もちろん、単一スペックのiBookがドータカード形式をとっていない可能性はとても高い。
しかし、当然今後はPowerBook SeriesでもAGPを搭載するだろうし、それにはこのUni-N ICを利用すだろう。複数のラインナップが用意されるであろう、これらの機種にドータカードが搭載される確率は高い。そうなれば、ROM搭載位置は・・・
要するに「ライセンス問題」でこれまで不可能だった、サードパーティー製アクセラレイターカードの発売の路が開けるのではないかと思うのだが。如何なものだろうか。