今回Microsoft Officeアップデータ２が発表になったが、今回のアップデートの主眼はPersonal Dataの漏洩を防ぐことにあった。
とんでもないと思うのだが、これまでWindows版Micorosoft Officeの一部には勝手にパーソナルデータをマイクロソフトに流していたことが知られている。今回のアップデートは非難のあった、文章ファイルへの個人データの添付をやめるように仕様変更したものだ。
このようなソフトは多くあるのだろうか。8年ほど前、NeXTのアプリケーションをレジストしたときレジスト内容を勝手にメールにして送るプログラムや、ファックスモデムを起動しレジスト内容をファックスしようとした強者ソフトも確かに存在した。
不正コピープログラムを排除するために必要だったのかも知れないが、こっそり送るのは頂けない。
最近はインターネットを介して自動アップデートが行われるため、メーカー側が有る程度ディレクトリ内容を把握する必要があることも確かだ。また、ネットワーク上の犯罪も複雑化し、文章の出所を把握する必要も今後発生するかもしれない。
しかし、普通の文章ファイルにまで、事細かにディレクトリ構造や、MACナンバー、氏名、所属を添付する必要があるのだろうか。
今回はこの部分が改変されたはずだ。とりあえずファイルの中に目立つディレクトリ名は見えなくなった。ただしまだアプリケーション登録した氏名、所属は保存される。文章をネットワーク上で配布する場合など注意を要することと思われる。